日本テレビの新ドラマ枠『金曜ドラマDEEP』(毎週金曜24:30~)の第1弾『夫婦が壊れるとき』が、きょう7日にスタートする。
陽風台クリニックの副院長を務める内科医・真壁陽子(稲森いずみ)は、夫と息子と3人で、誰もがうらやむ幸せな家庭を築いていた。陽子自身の美貌と名声もさることながら、同い年の夫・昂太(吉沢悠)は映像制作会社を経営し、若々しいルックスに優しい性格、ベッドの中でも結婚当初と変わらず陽子を愛してくれる。小学生になる息子・凪も明るく素直に育ち、自分の人生は完璧――そう陽子は思っていた、昂太が札幌出張から帰って来るまでは…。
その日、陽子は朝から胸騒ぎを覚える。札幌出張から戻った昂太が女性用のリップクリームを持っていて、昂太のマフラーに自分のものとは明らかに違う色の長い毛が付いていたからだ。「まさか女…?」と気が気でない陽子は、長い毛の女を一日中意識してしまう。陽子の患者で最近レストランをオープンした佐倉美南(七瀬なつみ)、昂太の部下でシングルマザーの松井彩、家族ぐるみで仲良くしている絵画教室の先生・加集朋美(安藤聖)もマフラーに付いていた色と同じで長い毛だ。中でも朋美は昂太と同じリップも持っている。
翌日、同僚で親友の相沢佳奈子(内田慈)は「考えすぎじゃない?」となだめてくれるが、不安でたまらない陽子は、夕方、診察を早めに切り上げ、会社帰りの昂太の後をつける。