エステーは3月31日、「令和の衣替え実態調査」の結果を発表した。調査は3月13日~14日、20~69歳までの男女1,212名を対象にインターネットで行われた。
まず、衣替えを行うタイミングについて質問したところ、従来のように「季節の変わり目に一斉に衣類を入れ替えている」と回答した人は22.9%と、4人に1人以下に留まり、「気温や状況に合わせて、徐々に入れ替えをしている(徐々替え)」(40.9%)が最多回答に。
また、「入れ替えはしない」という人は35.9%。理由を聞くと、「面倒だから」(46.3%)が最も多く、次いで「持っている衣類の数が少ないため、従来の衣替えをする必要がないから」(25.8%)、「近年は気温の変化が大きいので、一斉に衣替えをするのが難しいから」(23.2%)が上位にあがった。
続いて、普段着ている衣類の収納場所を教えてもらったところ、「ウォークインクローゼット」(16.8%)と「クローゼット」(31.3%)を含む「クローゼット派」の人が約半数(48.1%)に上り、「洋服ダンス」(9.0%)と「整理ダンス」(18.3%)の「タンス派」は27.3%と、3割に満たなかった。
また、季節外の衣類を長期保管する場合に、「洗濯をしてからしまっている」と回答した人が72.2%いる一方で、「虫干し」(15.4%)や「収納場所の掃除」(12.0%)、「収納場所の空気の入れ替え」(9.6%)まで十分に手が回っている人は少ないことが明らかに。世代別にみると、若い世代になるほど洗濯やクリーニングを行わない傾向にあり、防虫剤の使用についても世代を追うごとに使用率が上がる結果に。
さらに、防虫剤を正しく使用できている人は約3割にとどまり、「使用前に収納場所に対する必要な量を確認していない」(23.7%)、「季節の変わり目などにも見ておらず、現在交換する必要があるか把握していない」(23.9%)、「効果が切れたままの状態で放置している」(15.8%)など、十分な効果を得られていない人が多い可能性が浮き彫りとなった。