――ディレクターのお三方が、今回出川さんと仕事をされて改めて気づいた魅力はありますか?

玉置D:僕が言うのもおこがましいんですけど、出川さんはすごく人に興味がある方なんだなっていう印象を改めて持ちました。それはたぶん、『充電旅(出川哲朗の充電させてもらえませんか?)』(テレビ東京)とかでいろんな人に会っているのを見て、なんとなく僕も分かってたんですけど、やっぱり優しい。VTRを見て一言言うときも、本当に人間というものが好きなんだろうなと思いました。

出川:ちゃんと見てるなあ。人は本当に好きなんです。ただ本当に僕の良くないところは、興味ないことは全く興味を示さないんで(笑)。結果、それが分かりやすいのかもしれないですけど。

  • (C)フジテレビ

岡D:僕はずっと小さい頃から見てきた出川さんのイメージとして、カッコいい人だと本当に思ってたんです。生き方だったり、お話しする言葉だったりとか、ささいなことからすごく素敵な人だなと思って、この企画にたどり着きました。実際に今日打ち合わせでお会いして、やっぱりモテる人だなと思いました。皇治さんのデートを撮らせていただいた後に出川さんを見ると、人に愛される隙がありながら、男らしさもあるというか、テレビで見ていた出川さん以上のカッコよさがあったんです。

出川:俺の背中を見てくれれば分かるじゃないかな。僕こんな形(なり)なんですけど、心根は男だと思ってるんで。だからこれはウソじゃなく、本当に皇治くんの考えとちょっとかぶってるところもありました。僕、恥ずかしげもなく人を褒めることもできるんで、女性がきれいだったら「きれいですね」って言うし。それはスタッフさんにも、すごい面白く編集してくれたら「いやあ本当面白かったです。ありがとうございます」とか言うんです。そういうのは言いづらいっていう人もいるけど、何ら恥ずかしいもなく言える。最後はちゃんと男でいたいというか。

岡D:この言葉がカッコいいですよね!

  • (C)フジテレビ

坪井D:僕は料理の企画をやるにあたって、どんなリアクションが引き出せるのかなと思って、出川さんのいろんなパターンのリアクションを勝手に勉強させていただいたんです。どのパターンもやり尽くされてると思ったんですが、子どもたちがいろんな料理を作って食べてもらう中で「そのパターンあったんだ!」って、もう圧倒されてしまいました。それと、子どもたちがみんな出川さんのことが大好きで、打ち合わせでも「こうしたほうが出川さん喜びますかね?」という話をしてたんですよ。人から愛される力が本当にすごくて、今日お会いしてその魅力にもう一度気づかされました。

  • (C)フジテレビ

■30歳を過ぎて気づいたデートの仕方

――今後の展開としてはいかがですか?

岡D:僕は出川さんにもデートに行ってほしいです。実際に行ってみて、どんなデートをするのかを見てみたいなと思いました。

出川:僕、最初の頃は、湘南で逗子マリーナ行って、公園行って…ってデートコースは全部決めてずっとやってましたけど、30(歳)過ぎてから、自分の行きたいとこに行けばいいんだって気づいたんです。いつも西郷山公園でハチミツをプレゼントして、そこでチューしようとするんですけど、ほとんどできないんですよ。「いやいや、友達だから」とか言われて、「お、おう…」ってなるんですけど、「毎回ここでチューしようとか決めなくていいいんだ」「結局チューしたいときにすればいいんだ」って、30過ぎて気付いたんですよね。だから、最近はあんまりデートコースを決めないですね…いや、最近はしてないですけど(笑)

坪井D:僕は、出川さんと子どもたちの会話がもっと見たいなと思いました。今回は料理が媒体となって小学生と出川さんの絡みというを表現したかったんですけど、もっともっとその子たちに出川さんの魅力を引き出してもらったりとか、出川さんがその子たちの魅力を引き出すような番組を作れればと思います。

玉置D:出川さんは、やられている番組的にもトラベラーなイメージで、いろんな人といろんな場所で会って、“みんなの出川さん”というのが魅力だと思うんですけど、自分の今回の企画は1対1で“その人のためだけの出川さん”なので、1人の人と向き合った出川さんというのができると、新しい魅力になるんじゃないかなと思いました。おこがましいですけど。

――では最後に、出川さんから見どころをお願いします。

出川:3番組全く違う楽しみ方ができると思うんで、本当に3つとも見てもらいたいですね。3つ目とかになると眠くてたまらないけど、ちょっとその日だけは頑張って目をこすりながら、最後まで見ていただきたいです。それぐらい面白い番組だと自信を持って言えるんで。