クロス・マーケティングは、全国47都道府県に居住する20~69歳の男女2,500人を対象に「睡眠に関する調査(2023年)」を3月1日にインターネットリサーチで実施した。
今回は、改善行動・意識編として、睡眠の質への意識、睡眠の質をよくするために行っていること、睡眠の質の向上のために利用したアプリとウェアラブル端末のメーカー・ブランド、生活習慣、就寝前と起床後に摂取する飲料、睡眠によいと思う食べ物・道具・生活行動について分析をした。
睡眠の質をよくしたいかを聴取した結果、「よくしたいと思う」は51%、「ややよくしたいと思う」は33%であり、合わせて84%と多数は睡眠の質の改善を望んでいる。1年前の調査結果と比べ「よくしたいと思う」は5ptの増加。年代別で見てもすべての年代で「よくしたいと思う」割合が高まっている。
睡眠の質の向上のために実施したことは、「寝具・寝装は睡眠改善効果のあるものを使用/変えた」、「リラックス音楽、睡眠用BGM、快眠アプリを聴く」「医師が処方する医薬品を飲む」がTOP3。今後行いたいことは、行っていることとほぼ同様な結果となった。
睡眠関連のアプリ利用者は、「睡眠時間を自動記録」が最も多く65%、次いで「睡眠中の動きや音を記録」が39%。
利用しているウェアラブル端末のメーカーやブランドでは「Apple Watch」「GARMIN」がTOP2であがった。
生活習慣としては「眠る前にはものを食べない」31%、「照明を消して部屋を暗くしてから眠る」30%、「眠る前にはカフェインやアルコールなど刺激物を摂らない」26%がTOP3。一方、睡眠のために今後行いたいことは、「眠る前にはものを食べない」27%、「眠る前にはPCやスマホ/タブレットなどの電子機器を利用しない」と「適度な運動をする」26%が上位であった。
就寝前によく飲むものは「水」「白湯」「温かいお茶」であり、起床後は「水」「ホットコーヒー」「白湯」がTOP3で上がった。
睡眠のためによいと思うものを自由回答で聴取したところ、食べ物や飲み物では、「牛乳」「ホットミルク」「白湯」が300件以上あがった。また具体的に「ヤクルト1000」の名前をあげた人も見られた。ものや道具では「枕」が断トツで多く、次いで「布団」「アイマスク」など。生活習慣では、「規則正しい生活」「運動をする」「1日3食の食生活」「湯船につかる」といった声があがった。