企業向けの教育研修事業と若年層向け就職支援事業を展開するジェイックは、既卒者・第二新卒者・中退者向けの就職支援サービス「ジェイック 就職カレッジ」に登録する20代・30代の求職者に対して「就活の情報収集に利用しているメディア」に関するアンケートを行った。調査日は、2023年1月30日〜3月3日。回答者数307名。
「就活の情報収集に利用しているメディア」を複数回答で質問したところ、1位「YouTube」で55.7%、2位「Twitter」で41.0%、3位「インスタグラム」で16.0%となった。
男女別の結果でも、男女ともに1位は「YouTube」、2位は「Twitter」に。また、男性3位は同率で「ネット番組」と「TV」、女性3位は「インスタグラム」となった。
「YouTube」の回答は男性が女性に比べて13.7ポイント高い結果となった一方で、「Twitter」は女性が男性に比べて5.7ポイント、「インスタグラム」は女性が男性に比べて17.7ポイント、それぞれ高かった。
今回の調査結果について、同社のキャリアアドバイザーとして10年以上フリーター支援に携わっている高藤薫氏は、次のように述べている。
1点目は、近年、面接や企業選びなどについて情報発信する個人のインフルエンサーや企業が増加し、就活ノウハウを得やすくなっていることです。
2点目は、普段から利用している若者が多いことが考えられ、当社が昨年4月に行った調査でも、20代の非正規雇用者がよく見聞きしているメディアは、1位が「YouTube」、2位が「Twitter」となりました。
このようにSNSを活用する若者が多いことから、企業がSNSを通じて採用活動や社内の情報発信をすることは、自社の情報が若者の目にとまる機会を増やすことにつながると言えるでしょう。
一方で、「インスタグラム」の回答は女性のほうが多いなど、SNSごとにユーザー層に特徴がありますので、発信したい情報の内容や情報を届けたい属性に合わせて、活用するSNSを検討することが重要です。