日本テレビ系『金曜ロードショー』(毎週金曜21:00~)の歴史をたどりながら、スタジオジブリ作品の魅力を紹介する展覧会『金曜ロードショーとジブリ展』が、東京と富山などで開催される。

  • 「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」

1985年に始まった『金曜ロードショー』は、翌86年に『風の谷のナウシカ』を放送して以来、これまで200回以上にわたりスタジオジブリ作品を放送してきた。

今回の展覧会では、放送された時代ごとの記憶と記録を通じて映画の魅力に迫るほか、昭和から平成、令和に至る世相を掘り起こすことで、スタジオジブリ作品が持つ時代性と普遍性を浮かび上がらせるという。また、『風の谷のナウシカ』に登場する“腐海”を表現した空間「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」、映画の世界に飛び込めるようなフォトスポットも設置される。

「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」を作成する造形作家の竹谷隆之氏は「造形した腐海や王蟲たちを見ていただくことによって、“ちょっとコワいものでも観察すると面白い”とか、“作ることの楽しさ”が皆さんに伝わって、何か良いことのきっかけになれると幸せだなあ……と僭越ながら思っています」とコメントした。

東京展は、天王洲・寺田倉庫B&C HALL/E HALLで、6月29日~9月24日に。富山展は、富山市の富山県美術館で、10月7日~来年1月28日に開催。来春以降、全国各地の巡回も予定している。

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