歌手の鈴木愛理、佐藤優樹、宮本佳林が表紙を飾るアイドルグラビア誌『アップトゥボーイ』vol.325(ワニブックス)が、きょう23日に発売され、新たに誌面カットとインタビュー抜粋が公開された。
Hello! Project25周年企画第2弾となる今号の表紙・巻頭は、卒業後それぞれソロデビューを果たした鈴木、佐藤、宮本が夢の共演。
10年ぶりに同誌表紙に登場した鈴木が、ハロー! プロジェクト、後輩たち、音楽に対する思いを語ったインタビューのほか、3人のコラボグラビアでは、白ドレスとマニッシュスタイルを披露。10年分の進化がたっぷり感じられる内容になっている。
裏表紙は2号連続での登場となる牧野真莉愛が務めるほか、中面には北川莉央が掲載。さらに、巻末ではデビュー直前の佐藤が、前号に引き続き“音と私”をテーマに、今、いちばん自分を悩ますものや楽曲について語っている。
インタビューの抜粋は以下の通り。抜粋のため、一部文章を改変。
■鈴木愛理
――ハロー! プロジェクト15周年記念号から10年ぶりの表紙撮影はいかがでしたか?
当時より少しはオープンマインドになったけど、心配性だったりするところは今も変わらないです。ただやっぱり私の中には常にハロー! プロジェクトがあって、ここでの15年があったからこそ気付けたことがたくさんあります。人生の基盤を作ってもらった場所。今でも礼儀正しい後輩、後輩想いの先輩たちに囲まれていることは私の誇り。ハロー! を背負っている1人として、自分も気を引き締めて過ごしていきたいと思いました。
――25周年を迎えたハロー! プロジェクトに関してはどうですか?
変わって美しいもの、変わらないで欲しいもの。守ってもらいたい色。ここまで歴史が続いていくとたくさんあります。それを引き継いでいくためにも、最近ではきちんと言葉にして、後輩たちにも関わっていきたいと思っています。今年はふくちゃん(譜久村聖)、たけちゃん(竹内朱莉)という、古き良きハロー! を知る柱の2人が卒業しますが、その思いはずっと続いていってほしいです。
――自身もデビュー20周年。また20代最後の年になりました。
やっぱり私、音楽が大好きなんです。悩み、喜び、悔しさ、楽しさ、全ての感情の起伏がでるのは音楽。唯一、ファンの皆さんの顔を見られるのもここで、“鈴木愛理”でいることを実感できるんです。だから、何をするにも音楽は疎かにしたくない。後輩たちのためにも可能性を増やしていきたいですし、20代最後の年はすべてのことにおいて、自分に正直に生きていきたいですね。
■佐藤優樹
———2人(鈴木、宮本)とのグラビア初共演はいかがでしたか?
ライバルではなく、すでにソロとして道を持っている憧れの2人。私とは違う道かもしれないけど、ハロー! プロジェクトが続いていくためにはいいことだと思っています。その方がM-lineの土台が膨らむし、土台が出来上がれば出来上がるほど支えが大きくなる。そう考えると、前を進んでくれていることがありがたいです。
――ハロー!プロジェクトも 25 周年を迎えました。
私の場合、諦めないでいて一緒にいてくれた同期、本気で怒ってくれて、ケンカしてくれていた小田(さくら)、フォローしてくれていた加賀(楓)など、現役時代は人に恵まれていました。でもハロー!って、そういう場所だし、何もできない北海道の小学生の私を、ここまで我慢強く面倒見てくれるんです。長年培った皆の絆とか、目的があるから、崩れないで永遠に続いて欲しい。なので、私自身もそうですが、後輩たちにも自覚を持って活 動していってもらいたいですね。
■宮本佳林
――卒業以来、3年ぶりですっかり大人の女性に。Juice=Juice 時代の負けず嫌いな佳林も懐かしいですが……。
当時、つんく♂さんがこのグループにセンターはいませんと言っていたけど、誰より目立ちたかったし、歌いたかったんです(笑)。それがいつの間にかメンバーと家族のような関係になり、それはそれで素敵だったけど、ソロになってまた少し闘争心が戻ってきましたよ。今はアイドルを卒業したあと成功することは難しいという視点になりがちで、夢さえ見ないのはちょっと悲しいなって思うんです。だから自由に表現できることが増えるようにがんばりたいんです。
――ハロー! プロジェクトも変化と進化を繰り返し25年。
卒業して俯瞰でハロー! を見ると、楽曲もメンバーも愛おしい。現役当時とはまた違う感情です。最近は、そうやってどんどん世代交代して繋がっていくんだなぁと実感しています。やっぱり歴史が長いって凄いことだし、これからも絶対続いて欲しい。ハロー!プロジェクトは永遠ですから。