日本損害保険協会は3月13日、「自動車盗難事故実態調査」の結果を発表した。調査対象は、損害保険会社21社(損保協会非会員会社を含む)において、2020年1月1日~2022年12月31日の期間中に自動車盗難事故が発生し、保険金の支払いを行った事案、1万1,201件。
2022年の調査対象となる事案は、車両本体の盗難件数が2,656件、車上ねらいが971件。車両本体の盗難状況を車名別にみると、2年連続で「ランドクルーザー」がワースト1位に。ランドクルーザーが車両本体盗難全体に占める割合は、2021年の13.6%から2022年は16.9%と増加傾向に。
以下、2位「プリウス」(10.6%)、3位は「アルファード」(6.9%)、4位「レクサスLX」(5.9%)、5位「レクサスRX」(3.4%)、6位「ハイエース」(3.1%)、7位「クラウン」(2.7%)、8位「アクア」(2.1%)、9位「C-HR」(1.6%)、10位「レクサスES」(1.5%)と続き、2022年の車両本体盗難ワースト10車種合計1,453台のうち、レクサスブランドの被害は284台と約20%を占めた。
車両本体盗難1件あたりの平均支払保険金は、2021年が236.9万円、2022年が235.4万円と、ほぼ横ばい傾向に。
また、盗難の発生時間帯は「深夜~朝(22~9時)」(57.1%)が最も多く、次いで「日中」(28.4%)が3割となった。