人間社会では時として理不尽な目に遭い、泣き寝入りを強いられることもありますが、それは猫社会にもあるようで……。

ツイートの投稿主は「ねこかます(@nekokamasu)」さん。

  • (@nekokamasuより引用)

気持ちよさそうに飼い主さんのマッサージを受けていたオスの三毛猫。そこに茶トラのボス猫がやってきて、マッサージ中の三毛猫に優しくグルーミング(毛繕い)し始めたかと思ったら……

  • (@nekokamasuより引用)

なんと、突如として三毛猫の頭をペシッ!!と殴ったではありませんか! めちゃくちゃ優しくグルーミングしてたのに、なんでいきなり!?

  • (@nekokamasuより引用)

当然これには三毛猫も驚いたようで、殴られた瞬間に目をつむり、「イテッ……えっ、なんで? 」と事態が飲み込めない様子。理不尽な猫パンチをくらって可哀想ではありますが、その表情がなんとも可愛らしく、ついキュンキュンしちゃいますよね。

この猫ちゃんたちの様子は多くの人の注目を集め、ツイートは1.5万件のリツイート、8.4万件のいいねを獲得(3月13日時点)。数々のコメントも寄せられました。

「まるで理不尽のお手本」

「理不尽すぎてかわいそかわいい」

「殴られた後の表情が、まさに放心状態になってるやないかい」

「注射を射つ前に患部を消毒する的なムーヴ」

「グルーミングされてる時からビビって耳ペタンコなのに、しばかれた時さらに耳が 好きすぎて何回も見ちゃう~」

「声出たwww」

この猫ちゃんたちはどんな子?

ツイ主のねこかますさんは、保護活動をしつつ、その内容を日々SNSやYouTubeにアップしています。動画に映っている2匹も1匹は保護預り、もう1匹はねこかますさんが保護した地域猫で、現在は病を抱えてねこかますさんのお宅で療養中なのだそうです。

ちなみに、膝上でマッサージを受けている猫ちゃんの名前は「翡文(ひふみ)」くん。オスで推定4〜5歳。

三毛猫のオスはとても珍しく、染色体異常のためか身体が約3kgと子猫並に小さいそう。膝の上に納まるのが大好きで、膝上でボール状に丸まる「オス三毛猫マリモ」が得意技なのだとか。甘えるときはキスをせがんでくるキス魔な一面もあるそうです。

猫パンチを繰り出した猫ちゃんの名前は「釿汰(きんた)」くん。11歳のオス。

人に対するコミュ力が素晴らしいそうで、地域で長年ボス猫だったそう。引退した今も釿汰くんを気にかける人が絶えない地域のアイドル猫なのだといいます。猫の前だとボスの顔をしていても、人間だけの前では子猫フェイスの「アイドル猫のキンタ」になるそうですよ。

この2匹は療養部屋の相棒同士なんだそうで、ねこかますさんは「世間知らずで生意気な翡文を、ボスだった釿汰がことあるごとに教育してる間柄です」とお話してくれました。

この猫ちゃんたちだけでなく、6匹の猫ちゃんたちと暮らしているというねこかますさん。この動画の他にも、猫ちゃんたちの普段の様子を日々アップされているので、ぜひ覗いてみてくださいね♪