俳優の内藤剛志が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『警視庁・捜査一課長スペシャル』が4月4日(20:00~)に放送される。

  • 左から石田ニコル、内藤剛志=テレビ朝日提供

ヒラ刑事から這い上がってきた“叩き上げ”の捜査一課長・大岩純一(内藤)と捜査員たちの熱き奮闘を描いた人気シリーズ『警視庁・捜査一課長』。昨年はシリーズ誕生10周年という節目に『season6』を放送し、連続ドラマの集大成となった最終話は、個人全体6.1%、世帯10.9%(※ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を獲得した。Twitterでは「#捜査一課長」、「#必ずホシをあげる」、「#笹川刑事部長」などがトレンド入りし、世界トレンド1位に輝いた。

スペシャルドラマとして帰ってくる今作は、内藤演じる大岩一課長はもちろん、“大福”こと平井真琴(斉藤由貴)、“見つけのヤマさん”こと小山田大介管理官(金田明夫)、“ブランク”こと奥野親道(塙宣之)らレギュラーメンバーたちが集結。笹川健志刑事部長(本田博太郎)の熱すぎる激励や、妻・小春(床嶋佳子)&愛猫ビビ(黒豆)、あずき(豆太郎)との日常から事件のヒントを見出す展開、大岩一課長がクライマックスで発する“魂の訓示”、刑事たちが総出で挑む“東京一斉大捜査”といったシリーズの醍醐味が盛り込まれる。

そんな大岩たちが挑むのは、社会の闇を暴こうとしていた敏腕女性記者の遺体が“映えスポット”で殺害された事件。彼女は死の直前動画を公開しており、その中でなぜか一課長や警察の関与をほのめかせていた。鍵を握る最重要人物として登場するのが、石田ニコル演じる人材派遣会社社長・池井景子。意外な過去を秘めながらも起業家として大成功したやり手の彼女は何やら謎めいた過去を持ち、大岩とも深い因縁がある様子で……。

また、秘密を抱えていそうな疑惑の料亭女将をベテラン・山下容莉枝が演じるほか、『連続テレビ小説 カムカムエヴリバディ』『未来への10カウント』などで活躍した羽瀬川なぎが、謎の言語を操る和菓子店店員役で出演する。さらに事件の行方に影響を与える“ちょいワル証言者”役をパンツェッタ・ジローラモ、人材派遣会社の真面目そうな新入社員をegg専属モデルの“みりちゃむ”こと大木美里亜が演じることも決定した。

内藤は「『警視庁・捜査一課長』の現場は、僕にとっては“ホーム”。温かい我が家に帰ってくるような感じでうれしかったですね」とスペシャルの決定に喜びをにじませ、「僕たちはこの『警視庁・捜査一課長』を刑事ドラマの一作ではなくて、ひとつのジャンルにしたいと思いながら奮闘してきました。この新作も、ほかのどこにもないドラマをお届けしたいと思って撮影していますので、ぜひ楽しみにしていただきたい」とアピール。そして大岩一課長によるおなじみの大号令について内藤は「全国の“一課長”ファンのみなさまには僕が号令をかけたら、“はい!”とテレビの前で言っていただきたいですね。今回はいつもより多く言っていますので、お楽しみに」と呼びかけた。

一方、石田は「『警視庁・捜査一課長』は毎回“面白い要素”を取り入れてきた作品。私自身、どうやったらもっとドラマに楽しさを加えられるのか、役の幅を出せるのか、いろいろ考えました」と参加にあたっての心境を告白。「ストーリーも面白いですし、“映えスポット”など映像も派手なので、目でも楽しんでいただけます。内藤さんのおっしゃるとおり、こんな刑事ドラマは初めてだと思います!」と力を込めた。

コメントは以下の通り。

■内藤剛志(大岩純一 役)

――『警視庁・捜査一課長』がスペシャルで帰ってくると聞いたときのお気持ちは?

『警視庁・捜査一課長』の現場は、僕にとっては“ホーム”。10年以上続けてきた作品ですし、キャスト・スタッフみんなで固めてきた土台があるので、温かい我が家に帰ってくるような感じでうれしかったですね。みんなおしゃべりなので毎日うるさいぐらいですが、撮影は快調です。しかもニコルさんのような美しいゲストとの共演がかない、このまま2~3カ月、撮影を続けたい気持ちです(笑)。

――メインゲスト・石田ニコルさんの印象を教えてください。

もちろんニコルさんのことは存じ上げていて、共演を楽しみにしていました。彼女はパーフェクトですよ! 歌も芝居もできるし、スタイルも美貌も……。今回の役柄についても、すごく頑丈に、しっかりとした役作りをされているなと思います。“若いのにどうしてそんなに完璧なの?”という思いで、ついつい、「何を食べたらそんなに身長が伸びるの?」と聞いてしまいました(笑)。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

ミステリーですので、まずは犯人が誰なのか、2時間たっぷり謎解きを楽しんでいただきたいですね。そして今回の作品で僕たちが伝えたいのは、“他人の評価よりも自分が信じる道を生きよう”“いろいろな人間がいていいんだ”というメッセージ。もちろん難しく描いているわけではありませんので、笑ったり泣いたり、ドラマを楽しんでくださる中でそんな思いが届けばいいなと考えています。

全国の“一課長”ファンのみなさまには僕が「ホシをあげる!」と号令をかけたら、「はい!」と、テレビの前で言っていただきたいですね。みなさんの声、ちゃんと聞いていますからね! 今回はいつもより多く言っていますので、お楽しみに。僕たちは、この『警視庁・捜査一課長』を刑事ドラマの一作ではなくて、ひとつのジャンルにしたいと思いながら奮闘してきました。この新作も、ほかのどこにもないドラマをお届けしたいと思って撮影していますので、ぜひ楽しみにしていただきたいですね。

■石田ニコル(池井景子 役)

――オファーを受けたときのお気持ちは?

小さな頃からテレビで見ていたベテランのみなさまと一緒にお仕事できるなんて、とても光栄だなと思いました。現場では間近で先輩方のお芝居を見ることができて、毎日勉強させていただいています。みなさん温かく迎え入れてくださって、本当に居心地のよい現場です。

――主演・内藤剛志さんの印象を教えてください。

私、すごく人見知りなので最初は不安で、目をキョロキョロさせていたんですよ。でもすぐに内藤さんが話しかけてくださって、最初からスッと現場になじむことができました。実は、内藤さんには怖いイメージを持っていたので、恐る恐る「初めまして」とご挨拶させていただいたのですが、その直後、とても気さくに話しかけてくださってイメージがガラッと変わりました。内藤さんは大岩一課長と同じく、現場の“大黒柱”。すべてを委ねられるような安心感があります。

――池井景子役を演じるにあたって心がけていることは?

『警視庁・捜査一課長』は毎回“面白い要素”を取り入れてきた作品なので、私自身どうやったらもっとドラマに楽しさを加えられるのか、どうやったら役の幅を出せるのか、いろいろ考えました。現在や過去などシーンによって変化のある役柄なので、声のトーンでも時間の経過が伝わればいいなと思って、話し方など意識して演じています。衣装やメークも、カチッとしたものから派手なものまでスタッフのみなさんと作っているので、そちらも楽しみにしていただけたらと思います。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

ストーリーも面白いですし、さまざまな“映えスポット”など映像も派手なので、目でも楽しんでいただけます。内藤さんのおっしゃるとおり、こんな刑事ドラマは初めてだと思います!