日本M&Aセンターは2月22日、中小企業の経営課題や事業承継、M&Aに関する意識調査の結果を発表した。調査は2022年11月11日〜15日、全国の中小企業経営者400人を対象に行われたもの。

  • あなたが経営している会社・団体では、後継者が決まっていますか。

まず、経営している会社。団体で後継者が決まっているか聞いたところ、「決まっていない(候補者もいない)」が67.0%、「決まっていないが、候補を考えている」が20.5%となり、合わせて87.5%が決まっていないという結果となった。

現在、会社・団体の経営において困っている事について尋ねると、「売上が伸びない」(33.3%)、「販路が増えない」(19.5%)、「利益率が低い」「親北開拓できていない」(各17.5%)が上位となり、「事業承継できる後継者がいない」の回答は13.5%にとどまっている。

  • あなたが現在、会社・団体の経営において、困っていることを以下の中からお知らせください。

「M&A」に対するイメージについての質問では、ポジティブなイメージとしては「事業承継・後継者問題の解決」が上位に挙がるのに対し、「シナジーによる収益性・生産性向上」「人材採用強化」などは少ない結果となった。ネガティブイメージとしては、「企業の身売り」「企業の乗っ取り」などが挙がっている。

  • あなたの「M&A」に対するイメージで当てはまるものを全てお知らせください。