JR東日本八王子支社は22日、八高線・川越線の高麗川駅において、自由通路整備工事と駅舎整備工事に着手すると発表した。新駅舎の完成により、自由通路が整備され、東西往来の利便性および駅アクセスが向上するとのこと。
この工事に関して、日高市とJR東日本は2022年11月11日に施行協定を締結している。新駅舎と自由通路の設計コンセプトは「~こまがわ交流さんぽ道~」。市の花のひとつである曼珠沙華をはじめとした高麗川流域の豊かな自然を建物に取り入れ、高麗川駅を中心としたにぎわいを生み出す交流の場となり、高麗川地区の誰もが安心して歩ける散歩道のような歩行空間をつくるとしている。
駅舎は鉄骨造りの地上2階建て。延床面積は約550平方メートル。既存の跨線橋にエレベーター2基を設置し、男性トイレ・女性トイレ・バリアフリートイレ(改札内)を設ける。自由通路は幅員4m・延長87.9m(東西方向の構造物延長55.5m)とされ、エレベーターを東口と西口に1基ずつ設置。男性トイレ・女性トイレ・バリアフリートイレ(西口)を設ける。工期は2023年2月から2026年3月までを予定している。
高麗川駅のリニューアルに向けて、現行の駅舎が見られるのもあとわずかに。高麗川駅の開業90周年を記念したイベントを企画しており、詳細は後日、別途発表するとのこと。