JAFは猫の日の前日である2月21日、1月に発生した“猫がクルマに入り込んだことによるトラブル”の救援要請件数を発表した。

1月1日~1月31日の1カ月間で、ドライバーから「エンジンルームに猫が入り込んでしまった」と救援要請があった件数は全国で19件。このうち、エンジン始動後に気づき救援要請されたと明確にわかるものは7件あった。

猫が入り込んでいることに気づかずエンジンをかけてしまうと、エンジンベルトなどに巻き込まれる場合がある。ベルトに巻き込まれてしまうとそのベルトが千切れてしまったり、千切れなくとも洗浄が必要になる可能性がある。猫の命を守るためにも、乗車の前はボンネットなどエンジンルーム付近をやさしく叩くことを実践することを呼び掛けている。

ただ、ボンネットを叩くいわゆる“猫ばんばん”は有効であっても、万能ではない。叩いて出てくるかは個猫差も。叩いたあと猫の声や気配を感じたらボンネットを開け、中まで確認すること。

寒い冬に暖かい場所を求めてエンジンルームに入り込むと思われがちだが、JAFには1年を通して猫がクルマに入り込むトラブルの救援要請があるという。昨年6月に実施した同調査では、多く救援があった日は全国的に雨の日で、濡れることを嫌う猫が車に入り込んだと考えられる。駐車しているクルマのエンジンルームは風雨が入りにくく暗く狭い空間で、警戒心の強い猫にとっては安心できるようで、冬場に限らず注意が必要だ。とくに子猫は小さな体ですきまに入り込みやすいので、子猫が生まれる季節も注意が必要だという。