bienoは2月10日、「現役大学生の"スマホアプリ・ホーム画面"調査」の結果を発表した。同調査は2022年12月~2023年1月、大学生58人を対象に、インターネットで実施した。

  • SNS部門ランキング

SNS部門ランキング1位は、「LINE」(96.1%)、2位は「Instagram」(82.4%)、3位は「Twitter」(60.7%)だった。

4位には、画像・動画の投稿アプリ「Snapchat」(51.0%)がランクインしている。履歴が残らず、勝手に保存されたり拡散されたりすることもないため、炎上などのリスクが減り、SNSを利用する上で巻き込まれやすいトラブルを心配せずに発信できることが、人気の要因と考えられるという。

カメラ・写真部門ランキング1位は「Pinterest」(29.4%)、2位は「Picsart」(19.6%)、3位は「SODA」「LINE Camera」(各15.7%)だった。1位の「Pinterest」は、知りたい情報やアイデアを自分のボードに集めることができるアプリ。870万人のアクティブユーザーがおり、約半数をミレニアル世代とZ世代が占めている。

  • カメラ・写真部門ランキング

ゲーム部門ランキング1位は「Among Us」(15.7%)、2位は「みんはや」(11.8%)、3位は「ツムツム」(9.8%)だった。1位の「Among Us」は、2020年にはスマホ版の全世界ダウンロード数が累計2億6400万に達して、世界で最もダウンロードされたゲーム。

2位以降にランクインしている「みんはや」「ツムツム」「パズドラ」「クラロワ」など、短時間でプレイが可能なゲームは、通学中などのちょっとした隙間時間を埋めるためのアプリとして根強くプレイされていることがわかった。

  • ゲーム部門ランキング

エンタメ部門ランキング1位は「Netflix」(51.0%)、2位は「Prime Video」(43.1%)、3位は「TVer」(29.4%)だった。1位の「Netflix」は、大学生の2人に1人が利用している。4位の「ABEMA」は、W杯の全試合生放送を通じて一気に知名度・利用率がアップした。無料版でも見られる恋愛バラエティ番組は根強く人気を保っている。

  • エンタメ部門ランキング

今回の調査結果から、今の大学生は、全体的にヘルスケア・フィットネス系、業務効率向上アプリの利用率が向上していることがわかった。そんな大学生におすすめのアプリとして、メンタル面の変化を確認できる日記アプリ「MOODA」、移動距離に応じてポイントが貯まる「トリマ」、緊急で生理用ナプキンが必要な女性のためのアプリ「OiTr」を挙げている。

  • 今年注目のアプリ

今の大学生のホーム画面は、「使用頻度の高いアプリが並ぶ」「使用頻度の高いアプリをDockに詰め込む」「ホーム画面を着せ替えてお洒落に見せる」「気になったサイトは"ホーム画面に追加"で後から見返せるように保存」が代表的で、見た目よりも使いやすさ重視のホーム画面にしている人が多いことがわかった。

スマホの中身が省エネ化できるものや、よりパーソナル化されたホーム画面が主流になっている。

  • 今どきの大学生のホーム画面