生活協同組合パルシステムは、首都圏を中心に約160万世帯が利用する、週に一度の食材や日用品のお届けサービス。そんなパルシステム東京の全17センターを代表する供給担当職員が一堂に会し、接遇スキルを競う「パルシステムコンテスト」が行われた!
供給担当職員の東京ナンバーワンは誰だ?
街中を駆け抜ける、牛のイラストが描かれた白いトラック。見かけたことのある人は少なくないだろう。ちなみにあの牛はパルシステムの公式キャラクターで「こんせんくん」という。北海道の「根」室の「こん」、「釧」路の「せん」を組み合わせた名前だ。
パルシステムについて、軽くおさらいしておこう。組合員として加入すれば、食品や日用雑貨などを自宅まで届けてもらえるというサービスだ。安全安心で高品質な商品が多く、共働き世帯や子育て世帯などにも人気がある。
「パルシステムコンテスト」は、今回が初の開催である。パルシステム東京の配達エリアは17センターに分かれ、その各センターを代表する選りすぐりの職員が、3分間のロールプレイングによる審査に臨むというものだ。
コンテストの狙いは、商品の配達を担う供給担当職員の業務品質の向上、職員同士のスキルやモチベーションのアップ、組合員の満足度向上だという。優勝者には、パルシステム東京の顔となることが期待されているのだ。
“0歳児を育児中の28歳女性”役とのロープレで、接遇スキルを競う!
コンテスト会場は、パルシステム東京の本社。会議室を審査員室とし、パルシステム組合員の部屋の玄関先を再現。ドアをコンコンコンとノックし、「パルシステムです!」と訪問するところが審査される。
競技の審査ポイントは、「清潔感」「挨拶」「言葉遣い」「品質」「心配り」「応対力」の6項目。部屋に入室するところから競技はスタート。“パル歴3カ月、0歳児のいる28歳女性”役に、実際に商品を手渡しながら、接遇スキルが試されるというわけだ。
ロールプレイングのお題は、組合員から実際に問い合わせの多い案件から設定され、まさに迫真。
「テープ式のおむつが使いにくいので返品はできるか?」「間違った商品が届き、家族が食べてしまったがどうすればいいか」など、リアルすぎるやり取りに、審査員ほか筆者も手に汗を握った。
こうした想定外のツッコミにも臨機応変に対応する各センターの代表たち。プロフェッショナルの気概を感じずにはいられない。全員に対して、「物腰が柔らかく、明るく爽やかで誠実な対応をしている」という好印象を持った。
置き配が普及しても、会話を交わす交流はいいものだと実感
コロナ禍で、対面のやり取りを避け、荷物を玄関先に置く「置き配」が普及した。パルシステムでも置き配は選択可能だが、パルシステム職員の仕事ぶりを見て「会話を交わしながら手渡ししてくれる交流はいいものだ」と、改めて実感させられた。
得点上位順に順位が決まり、結果発表は3月11日の全職員集会で行われるとのこと。皆さん甲乙つけがたいし、審査は難航しそう。優勝するのは……誰!?
今回のコンテストに参加したメンバーは以下の通り。
世田谷センター 供給担当 平野さん/狛江センター 供給担当 齊藤さん/足立センター 供給担当 岩谷さん/八王子センター 岡野さん/多摩センター 供給担当 原田さん/江戸川センター 供給担当(ロジカル) 佐藤さん/練馬センター 供給担当 紀陸さん/江東センター 供給担当(プロパー) 伊東さん/青梅センター 供給担当 水村さん/池尻センター 供給担当 亀井さん/板橋センター 供給担当ゼンツウ 長沼さん/大田センター 供給担当 藤田さん/港センター 供給担当 佐藤さん/府中センター 供給担当 小澤さん/パルライン昭島 731担当 中島さん/東村山センター 配送担当 中村さん/三鷹センター 供給担当 高柳さん