東京カンテイは2月9日、2023年1月の「新築一戸建て住宅平均価格 月別推移」を発表した。それによると、1月の首都圏新築一戸建て平均価格は前月比2.1%増の4,525万円となり、4カ月連続で上昇した。

建築コストの上昇で高騰続く

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都県別にみると、東京都は同7.3%増の5,858万円と2カ月連続の上昇。神奈川県は同2.8%増の4,879万円と2カ月ぶりの上昇。千葉県は同0.6%減の3,770万円と7カ月ぶりの下落。埼玉県は同0.8%減の3,777万円と2カ月ぶりに下落した。同調査によると、新築戸建て市場は建築コストの上昇を受けて高騰が続いており、東京都で上昇幅が拡大したほか、前年同月比は全都県で上昇した。

近畿圏は同2.4%減の3,464万円と2カ月連続の下落。主要府県別では、大阪府は同3.2%減の3,592万円と4カ月連続の下落。兵庫県は同1.9%減の3,502万円、京都府は同3.8%減の3,631万円と、ともに2カ月連続の下落となった。

中部圏は同0.8%増の3,420万円と2カ月連続の上昇。このうち、愛知県では同1.0%増の3,640万円と2カ月ぶりに上昇し、前年同月比も3.7%増加した。

宮城県は同4.4%増の3,280万円と2カ月ぶりに上昇したものの、前年同月比は3.3%減少した。

福岡県は前月比2.2%減の3,439万円と2カ月ぶりの下落。なお、前年同月比は0.9%増加した。