マイナビは1月25日、「2022年12月度 正社員の求人件数・応募数推移レポート」を発表した。

同調査は、総合転職情報サイト『マイナビ転職』に掲載された「求人件数」「応募数」を、雇用形態が正社員以外のデータを除き調査したもの。調査期間は、2022年12月1日~12月31日だった。

  • <全国>2018年平均を100%とした求人件数・応募数の月次推移

2022年12月の求人件数は、2018年平均比153.5%で、前月から4.7ポイント増加。前年同月と比較すると、求人件数は116.3%となった。

応募数は2018年平均比71.1%で、前月から19.2ポイント減少。前年同月と比較すると、応募数は80.0%となった。

12月は集計を始めた2017年11月以降もっとも高い求人件数だった。企業の採用意欲は高まり続けている一方で応募数は減少していることから、採用難を感じる企業が増加していると推察する。

  • <全国>前年同月を100%とした月次推移

業種別の求人件数について、前月比が最も高かったのは「流通・小売・フード」で120.7%。前年同月比が最も高かったのも「流通・小売・フード」で139.1%となった。

業種別の応募数について、前月比が最も高かったのは「金融・保険」で100.9%。前年同月比が最も高かったのは 「運輸・交通・物流・倉庫」で115.7%となった。

  • <業種別>【求人件数】【応募数】の変化 ※上位抜粋

職種別の求人件数について、 前月比が最も高かったのは「保育・教育・通訳」で120.7%。前年同月比が最も高かったのは「医薬・食品・化学・素材」で134.2%となった。

職種別の応募数については、 前月比が最も高かったのは「企画・経営」で93.7%。前年同月比が最も高かったのは「美容・ブライダル・ホテル・交通」で162.0%となった。

  • <職種別> 【求人件数】【応募数】の変化 ※上位抜粋