「冬のレジャーを楽しむ人も雪崩にご注意」。内閣府政府広報室の公式Twitterアカウント(@gov_online)が雪崩(なだれ)の前兆現象についての写真をツイートしています。スキーやスノーボードで雪山に行くなら知識として持っておきたい情報です。

  • 「雪庇」(せっぴ)と「スノーボール」に注意(@gov_onlineより引用)

紹介されたのは、2つの前兆現象。ひとつ目は、山の尾根などで見られる「雪庇」(せっぴ)とよばれる雪の塊。これは風などの影響で雪がせり出し垂れ下がった状態で、そのまま雪が滑り落ち雪崩につながる場合があるのだそうです。

もうひとつは「スノーボール」と呼ばれ、山の斜面を雪のかたまりが転がり落ちてくる現象。これは雪庇などの一部が落ちてくるもので、同じく雪崩につながる場合があるとのこと。

スキー場などに出かける際には、事前に気象情報に注意。万が一これらの現象を見かけた場合は、決して近づかず警察などに通報するよう呼びかけています。

日本は、国土の半分以上が「豪雪地帯」に指定されており、毎年のように雪崩による災害が発生。雪崩は最大で時速200キロメートルものスピードになることがあり、発生してから対応したのでは間に合わないこともあります。またWebサイト「政府広報オンライン」でも雪崩から身を守る情報を発信しているので、スキーやスノーボードで雪山に向かう前に、雪崩についての知識をある程度持っておくことが大切です。