横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発「Kアリーナプロジェクト(街区名称:ミュージックテラス)」を推進するケン・コーポレーションは1月26日、「Kアリーナ横浜」の9月29日に、 隣接するホテル「ヒルトン横浜」を9月24日に開業する事を発表した。
「Kアリーナ横浜」は、Kアリーナマネジメントが運営・管理。9月〜12月は「Kアリーナ横浜グランドオープニングシリーズ」と位置づけ、多様なジャンルのライブ・コンサートの開催とともにオープニングイヤーを盛り上げる予定となっている。
1月26日からは公式ホームページを開設した。「すべては『音楽』を楽しむために」をキーワードに、音楽に特化したアリーナならではの特徴とこだわりのポイントや、音楽を楽しむための設備、施設概要、交通アクセスなどを紹介している。
同施設では、音楽の素晴らしさをより深く感じられるための設備を細部にまで詰め込み、アーティストが奏でる音楽を心ゆくまで楽しめる空間を提供。
理想のライブ・コンサートを実現する場所として、様々なファシリティを備 え、フレキシブルな客席プランや設営・撤収に配慮した「使いやすさの追求」と、大規模な吊り込みへの対応や良質を追求した音響空間など「多様な演出への対応」を目指す。
客席は2万席で、全席に長時間快適に過ごせるファブリックシートを導入。アーティストの表現が真正面から真っ直ぐに届くように、ステージ前方のアリーナにくわえ、三層構造となるスタンドの全席がステージ正面を向いた扇型の形状となっている。
さらに、一般的なライブ・コンサートで持ち込まれる演出機器を一部常設することで、使いやすさと環境への配慮を実現。ライブ・コンサートで使用する電力を実質的に再生可能エネルギーで調達することを目指すほか、雨水貯留による中水利用を行うなど環境への配慮を積極的に行うとのこと。
そのほか、横浜の夜景の中で楽しめるバーラウンジや、ゆっくりと飲食が楽しめる約400席の大空間のラウンジも設置。アリーナ内でも音楽と飲食を同時に堪能できるよう、すべての座席にカップホルダー2個を設ける。
また、9月24日開業予定の「ヒルトン横浜」では、宿泊予約を4月からスタート。
「アール・デコ」のモチーフを、現代の横浜に再構築した"YOKOHAMA Deco"をデザインコンセプトにデザイン設計されたホテルで、横浜の新たな"大人の社交場"となることを目指すという。
客室は、スイートを含む全339室。横浜の夜景に溶け込むシックで落ち着いた配色にアール・デコの特徴的な装飾やデザインを配置したしつらえであるほか、足下まで全面に広がる窓を備える事でまるで横浜の夜景の中に浮かんでいるかのように感じるようになっている。
5階には宿泊客専用のエグゼクティブラウンジも設けており、ダイニングスペース・ライブラリスペース・テラス席の3スペースにてアフタヌーンティーやカクテルタイムなどが楽しめる。
館内にはスペシャリティレストラン、ビュッフェスタイルのオールデイダイニングとカフェ・バーラウンジの3種類のレストラン&バーにくわえ、宴会や会議室、フィットネス、ショップなどもある。