あんしん解体業者認定協会は1月24日、「古い家の寒さ対策に関する意識調査」の結果をランキングにて発表した。調査は1月5日〜10日、古い家に住んでいるという503人を対象に行われたもの。

  • 夏の暑さと冬の寒さどちらがきつい?

まず、古い家では夏の暑さと冬の寒さのどちらがきついか聞いたところ、「冬の寒さ」が67.1%で最も多い結果となった。また、23.9%が「どちらもきつい」と回答しており、合わせて91.0%が「古い家は寒さがきつい」と考えている事が分かった。

古い家の寒さ対策について尋ねると、1位は「窓に断熱対策をほどこす」(193人)となった。古い家では二重サッシ(二重窓)になっていないケースも多い事から、寒さ対策としてまず窓に注目する人が多く見られた。業者に依頼してリフォームした人もいたが、自前のDIYで対策する人も多数。

  • 古い家の寒さ対策

2位には「暖房器具を使う」(156人)がランクインした。「複数の暖房器具を使う」「ハイパワーの暖房器具を使う」など、暖房の使い方を工夫している人が多く見られた。古い家では浴室暖房などがついていない事から、「入浴前に脱衣所や浴室をストーブで暖める」という声もあがった。

3位は「厚着する」(94人)。機能的な肌着や薄手のダウンベストを室内で着ている人が多く見受けられた。

以下、4位「隙間を埋める」(90人)、5位「床に断熱対策をほどこす」(49人)、6位「暖かい寝具を使う」(22人)、7位「家の中で過ごす場所を決める」(20人)と続いた。

次に、今後やりたい寒さ対策について聞いてみると、1位は「新しい暖房器具の導入」(159人)となった。省エネかつ暖かい暖房器具に興味を持つ人が目立っている。

  • 古い家の今後やりたい寒さ対策

2位は「窓に断熱対策をほどこす」(135人)。DIYで対策したいという声のほか、サッシ交換などのリフォームをしたいというコメントもあがった。

3位は「床暖房の導入」(42人)。冬のフローリング・板間は冷えるため、「リビングだけでも導入したい」という声も寄せられた。

以下は、4位「隙間を埋める」(26人)、5位「リフォーム・建て替え」(23人)、6位「暖かい室内着の購入」(20人)、7位「床に断熱対策をほどこす」(19人)という結果となった。