2023年3月開幕の野球世界一決定戦『2023WORLD BASEBALL CLASSIC』(以下WBC)が6年ぶりに開催され、テレビ朝日系列・TBS系列で地上波独占放送される。侍ジャパン公認サポートキャプテンに就任した中居正広が26日、東京・六本木のテレビ朝日本社で取材に応じた。
取材前に臨んだ栗山英樹監督との対談は、予定時間をオーバーするほど白熱。中居は「野球ファンは好き勝手ああだこうだってワクワクしながら打線やローテーションを組んでいますけど、栗山監督の話を伺うと、いろんな想定をしながら、データに表れないことまで考えているのかなと」と監督の心境を予想。栗山監督について「配慮と優しさと誠実さがあふれている方。30人を決めて発表する今日まで辛かったと思うので、今日からは、いばってほしいというか、まわりを気にせず堂々と好きにやってほしいなって。僕ら野球ファンは監督の戦略、作戦と心中したいなという思いがありますので」といち野球ファンとしてエールを送った。
中居は侍ジャパン公認サポートキャプテンとして選手への取材も担当。これまで2009年「テレビ朝日 WBC 日本代表サポートキャプテン」、2013年 「侍ジャパン公認サポーター」、2015年・2017年に「侍ジャパン公認サポートキャプテン」を務めてきたが「打球や急速を見ても素人には分からないので」と自身のスタンスを述べ、「現場に行って選手のコンディションや思いについて、邪魔せず聞ける範囲でお伺いしたいなと思います」と謙虚に意気込んだ。
読売ジャイアンツのファンとして知られる中居だが、侍ジャパンの選手への思いはまた特別だといい「全員大好き」とキッパリ。「12球団のファンが一丸となる大イベント」とWBCでは巨人贔屓をしないことを明かした。今大会の見どころについて「ドミニカとアメリカが史上最強のメンバーだと思います。年俸を計算したら国を買えるんじゃないかってくらいやばいんですよ」と笑いを誘い「“相手に不足なし”というのはこういうことかな」と目を輝かせる。最後に「日頃野球を見る習慣がない方にとっても、名前を見れば分かるような選手がたくさんいます。今までで一番レベルの高い大会になると思いますので声を出して応援していただきです」と呼びかけた。
過去4回の日本の成績はイチローや松坂大輔らを擁した2006年、2009年に優勝、2013年、2017年はベスト4に留まった侍ジャパン。今回は新風を巻き起こすべく、前北海道日本ハムファイターズ監督の栗山氏が新監督に就任し、大きな話題に。代表メンバーはダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)を筆頭に、メジャー・日本プロ野球界の垣根を超え、過去最強の布陣が集結。世界一奪還に向け大いに期待が膨らむ顔ぶれがそろう。
■侍ジャパンシリーズ
- 25日(13:30~)日本代表 vs 福岡ソフトバンクホークス(テレビ朝日系)
- 26日(14:00~)日本代表 vs 福岡ソフトバンクホークス(TBS系)
- 3月3日(18:50~)日本代表 vs 中日ドラゴンズ(テレビ朝日系※一部地域を除く)
■ワールドベースボールクラシック強化試合
- 3月6日(18:00~)日本代表 vs 阪神タイガース(テレビ朝日系※一部地域を除く)
■2023 ワールドベースボールクラシック
- 3月9日(18:00~)日本代表 vs 中国代表(TBS系)
- 3月10日(18:00~)日本代表 vs 韓国代表(TBS系)
- 3月11日(18:30~)日本代表 vs チェコ代表(テレビ朝日系)
- 3月12日(18:34~)日本代表 vs オーストラリア代表(テレビ朝日系)
- 3月16日(18:30~)準々決勝 日本戦(テレビ朝日系※一部地域を除く)
- 3月21日準決勝(TBS系)
- 3月22日(7:55~)決勝(テレビ朝日系)