生活を便利にするために欠かせない、家電製品。全国には多くの家電量販店がありますが、品揃えや価格、サービスは店舗によって様々ですよね。そのため、家電を購入する際にどのお店を利用しようか迷う人も多いはず。

そこで今回、マイナビニュース会員506名を対象に「満足度の高い家電量販店」についてアンケートを実施。その結果を、コメントも含めてランキングでご紹介します。

家電量販店人気ランキング

  • 【家電量販店】人におすすめしたいランキングTOP12発表

    あなたにとって満足度の高い家電量販店とは?

マイナビニュース会員に「満足度の高い家電量販店」について聞いてみたところ、このような結果になりました。

1位 ヤマダデンキ(20.0%)
2位 ヨドバシカメラ(12.8%)
3位 ケーズデンキ(12.1%)
4位 エディオン(10.7%)
5位 ビックカメラ(8.9%)
6位 ジョーシン(上新電機)(8.5%)
7位 ノジマ(4.9%)
8位 コジマ(4.5%)
9位 ベスト電器(1.4%)
10位 アプライド(0.8%)
11位 ソフマップ(0.6%)
12位 ラオックス(0.4%)

1位 ヤマダデンキ(20.0%)

家電量販店人気ランキングで見事1位となったのは、「ヤマダデンキ」でした。

47都道府県に店舗を展開し、売上高においては常にトップクラスを誇っています。

青、赤、白のロゴ、アップテンポの独特なテーマソング、スロット感覚で楽しめるポイントマシーンなどが特徴。多くの店舗が、車に便利な場所に設置されています。

アンケートでは、値段が安い、接客が良い、品揃えが豊富など、家電におけるあらゆる面で高評価を得ていますが店員の対応が親切というコメントが目立ちました。

・「他店と比べて値段が安いから」(49歳男性)
・「昔から使っているが、対応が丁寧だから」(30歳男性)
・「値段交渉にも結構応じてくれる」(62歳女性)
・「品揃えも豊富でポイントもたまる」(51歳男性)
・「自宅近くにあり、大型店なのでよく利用する」(60歳男性)

2位 ヨドバシカメラ(12.8%)

2位には、「ヨドバシカメラ」がランクインしました。

名前の似た「ビックカメラ」(5位)と混同しやすいですが、どちらもカメラ販売店から家電量販店にグレードアップした経緯を持っています。

大きな駅の近くにあるため、仕事帰りなどに立ち寄る習慣がある人も多いのではないでしょうか。「駅前にある家電量販店」といえばまず思い浮かべるお店ですよね。ECサイト「ヨドバシ.com」も充実しており、高い売上を誇っています。

コメントでは、立地の良さやECサイトが充実している点はもちろん、品揃えが豊富である点、ポイントが貯まりやすい点、店員が知識豊富で親切である点など、こちらもあらゆる項目を評価する声が寄せられました。

・「通販サイトが送料無料でお得」(61歳女性)
・「販売員の知識が豊富」(61歳男性)
・「最寄りの駅に近いので」(47歳女性)
・「商品の種類が豊富だから」(54歳男性)
・「ポイントカードがお得だから」(31歳男性)

3位 ケーズデンキ(12.1%)

3位は「ケーズデンキ」となりました。

「ちびまる子ちゃん」がイメージキャラクターのケーズデンキは、1947年創業という長い歴史を持つ家電量販店です。創業当時は「加藤電機商会」という名前で、ラジオの修理販売を営んでいたそう。

もともと修理業であった事の名残なのか、他のお店よりも家電の保証が手厚いのが強み。加入料・年会費無料の「あんしんパスポート」という会員制度があり、会員限定の現金値引きや、長期無料保証によるアフターサービスについてのコメントも多く見られました。

・「ポイントではなく、現金値引きしてくれるから」(52歳男性)
・「安心パスポートがお得だから」(31歳男性)
・「店員が丁寧でとてもよい」(53歳男性)
・「まとめ買いなどで、お得なサービスがあったため」(49歳男性)
・「新製品が充実している」(54歳男性)

4位 エディオン(10.7%)

4位には、「エディオン」がランクインしました。

青とオレンジのロゴが目印のエディオン。大型店舗が目立つ家電量販店業界において、地域に密着した小型店舗のフランチャイズ展開を積極的に行っています。

店舗独自のエディオンポイントにくわえ、Tポイントに対応している点や、アプリのクーポンやキャンペーンが充実している点などが支持される理由として大きいようです。

・「アフターサポートが良いから」(39歳男性)
・「価格が安くてクーポン割引券もある」(40歳男性)
・「店員が親身になってくれる」(57歳女性)
・「Tポイントがたくさん貯まるから」(41歳女性)
・「アプリで色々なキャンペーンをやっている」(33歳男性)

5位 ビックカメラ(8.9%)

家電量販店人気ランキング、5位は「ビックカメラ」でした。

売上は1位の「ヤマダデンキ」に次ぐ規模で、8位「コジマ」や11位「ソフマップ」を傘下にもちます。

拠点の池袋には、本店のほかにも西口店、カメラ・パソコン館などがあちらこちらに。その他の店舗も駅前に設置されていることが多く、利便性に関するコメントが多く見られました。

株主優待制度を活用してお得に買い物を楽しんでいるという声や、馴染みがあって長きにわたり利用し続けているという人の声も寄せられています。

・「ポイントの還元率が高い」(38歳女性)
・「品ぞろえが豊富で価格も手ごろだから」(40歳男性)
・「株主優待があるからです」(37歳男性)
・「交通の便が良く、価格が安い」(40歳男性)
・「近くにあるし、昔からのなじみ感がある」(61歳男性)

6位 ジョーシン(上新電機)(8.5%)

6位は「ジョーシン(上新電機)」でした。

1948年、大阪市浪速区に創業した家電量販店。手厚いアフターサービスのほか、ポイントではなく「現金値引き」のサービスも特徴となっています。

阪神タイガースのオフィシャルスポンサーである事から、タイガースファンによる支持の声もいくつか挙がっていました。

・「他では取り扱いのない、自分が欲しい商品が多くある」(64歳男性)
・「阪神タイガースのスポンサーだから」(59歳男性)
・「会員になっていると会員招待セールがあり、割引きサービスやプレゼントをもらえる」(62歳女性)

7位 ノジマ(4.9%)

7位は、「ノジマ」でした。

デパートに併設するなど、首都圏を中心に出店しているノジマ。買い物ついでに立ち寄る人も多いのではないでしょうか。

大きな特徴は、メーカーから派遣されたスタッフを売り場に配置せず、自社の従業員のみが接客にあたる「コンサルティングセールス」。公平な視点でアドバイスしてくれるのはありがたいですよね。

ドコモユーザーに嬉しいdポイントに対応しているのも特徴です。

・「dポイントを使用できるからです」(35歳女性)
・「接客が丁寧だし、みんな知識が豊富だから」(61歳男性)
・「株主優待が使えるのと、近いから」(70歳男性)

8位 コジマ(4.5%)

8位は「コジマ」でした。

かつては「ヤマダデンキ」と競うほど勢いがあった家電量販店。おひさまのマークがトレードマークとなっていましたね。現在はビックカメラグループ参入を経て、「コジマ×ビックカメラ」となっています。

・「家の近くにあり、便利だから」(56歳女性)
・「ときどきびっくりするくらい安い掘り出し物があるから」(54歳男性)
・「パソコンを買い換える時、納得できる説明をしてくれた」(60歳男性)

9位 ベスト電器(1.4%)

9位は「ベスト電器」。

家電量販店として、業界で初めてフランチャイズ事業に参入したベスト電器。大量仕入れによる低価格販売という強みを生かし、大型店のみならず、商店街などの小型店でもその看板を見ることができます。

現在は「ヤマダデンキ」に吸収合併という形となっていますが、店舗の形態や会員制度などはそのまま維持されています。

・「よく利用する店だから」(69歳男性)
・「いろいろあって楽しめます」(42歳男性)
・「メンバーカードを持っているので」(59歳男性)

10位 アプライド(0.8%)

10位は「アプライド」でした。

パソコンおよび周辺機器の専門店として、福岡県博多に本社をおくアプライド。プライベートブランドを展開しており、トレンドに沿ったオリジナルパソコンなどを低価格で提供できるのが強みです。

・「よく行っている店だから」(33歳男性)
・「慣れているので」(38歳女性)

11位 ソフマップ(0.6%)

11位は「ソフマップ」でした。

秋葉原エリアを中心に、パソコン関連商品の販売や買い取りを行うソフマップ。中古品も取り扱っているほか、eスポーツの推進やライブ配信事業など、秋葉原を盛り上げるための活動にも積極的です。

現在はビックカメラの子会社となっており、ビックカメラグループのポイントサービスにも対応しています。

・「家から近くにあって買いやすいから」(41歳女性)

12位 ラオックス(0.4%)

12位は「ラオックス」でした。

家電量販店という枠を超え、免税販売に力を入れるラオックス。ファッションやコスメ、飲食など扱う対象は幅広く、今や中国をはじめとする外国人観光客向けの「大手総合免税店」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。

・「日頃からよく行くから」(46歳女性)

家電量販店の一番人気は「ヤマダデンキ」

「満足度の高い家電量販店」のアンケートでは、1位「ヤマダデンキ」、2位「ヨドバシカメラ」、3位「ケーズデンキ」の3つが上位に選ばれました。

立地はもちろん、価格、品揃え、接客、ECサイトの利便性のほか、ポイント制度も大きな判断基準になりますね。アンケートでも、ポイントの還元率を意識したコメントが多く見られました。

合併や吸収など変化の多い業界ですが、お気に入りの家電量販店を見つけてお得に買い物をしたいですね。

調査時期: 2023年1月9日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計506人(男性: 378人、女性: 128人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート