俳優の桐谷健太が19日、大阪・カンテレ本社で行われたドラマ『インフォーマ』(19日スタート、毎週木曜24:25~※関西ローカル、Netflixで全世界配信)の取材会に登場した。
沖田臥竜氏の同名書き下ろし小説をドラマ化する今作は、裏社会・政治・芸能など、あらゆる情報に精通する“インフォーマ”の木原慶次郎(桐谷)と週刊誌「タイムズ」記者・三島寛治(GENERATIONS・佐野玲於)が警察・ヤクザ・裏社会の住人たちを巻き込み謎の連続殺人事件を追うクライムサスペンス。事件の背後に存在する謎の集団のリーダーで木原の因縁の相手となる男を森田剛が演じるほか、MEGUMI、石橋蓮司ら個性あふれるキャストが脇を固める。
2002年のデビュー以来、初となる連続ドラマ初主演作への思いを「このようなぶっちぎりで攻めている作品で、主演を務めることがすごく誇らしくもあり、本当にうれしいです」と語った桐谷。完成した全10話をすでに「“通しで”2回も見た」というほど自らも作品にハマっていることを明かし、「作品としてめちゃめちゃおもしろいです。つい見てしまう中毒性のあるドラマに仕上がっています」とアピールした。
世間の常識などものともしない破天荒でエネルギッシュな主人公・木原について桐谷は「今の時代、人の目を気にしたり我慢することが、みんなの中でどんどん大きくなっていると思います。でもそれは自分が選んでいることで、これを打破するか、ずっと我慢し続けるかもすべて自分で決めている。その中で、我慢せずに自らどんどん道を切り開いていく主人公を演じるのは、めちゃくちゃやりがいを感じましたし、すごく好きな役です」と思い入れを語った。「“マジで地上波で放送してくれるんですか?”と聞きたくなる(笑)」と過激なアクションを匂わせる一面も。
カンテレで2013年に放送したスペシャルドラマ『Y・O・Uやまびこ音楽同好会』は桐谷が民放ドラマ初主演を務めた作品で、カンテレと生まれ育った大阪・天六(天神橋筋六丁目)が近いなど、同局とさまざまな縁のある桐谷。「僕の“初”をカンテレさんに二度も奪われました(笑)」と笑いを誘い、「(社屋完成時に)“急にでっかいの建ったなー”って思ったのも覚えているし、すぐそばの扇町プールにもよく泳ぎに行きました。僕にとっては地元。自然と肩の力を抜いてやれている感じがしますね」と目を細めた。
最後に「超刺激たっぷりのドラマになっています。“次をまた見たい!”という連続ドラマの醍醐味を感じていただけると思うので、ぜひ見てください!」と、視聴者に呼びかけ、「“俺、こんな表情するんや”と自分でも驚くような新たな部分も引き出していただきました。桐谷健太、覚醒の作品になったと自負しています!」と自信をのぞかせた。