JR東日本は17日、世界的な半導体不足の影響で、ホームドア整備に必要な部材の調達に遅れが発生していることを理由に、2022年度のホームドア整備計画を一部変更すると発表した。

  • ホームドア整備計画の一部変更にともない、南武線の武蔵溝ノ口駅と登戸駅の整備計画が延期に(写真は登戸駅。2014年9月のイベント取材時に撮影)

ホームドアの形式などにより、必要な部材が異なるため、部材ごとの調達状況を確認しつつ、準備が整った駅から整備していくとのこと。

具体的には、2022年度の使用開始を予定していた7駅14番線(日暮里駅、飯田橋駅、武蔵溝ノ口駅、登戸駅、府中本町駅、谷保駅、立川駅)のうち、南武線の武蔵溝ノ口駅と登戸駅(2駅4番線)の整備を延期。代わって横浜線の矢部駅と古淵駅(2駅4番線)について、現時点で確保できた部材で整備可能なことから、計画を前倒しして整備する。

今後も部材の調達状況を見極めながら、これまでに発表している整備目標「2031年度末頃までに線区単位の330駅758番線の整備」の完遂をめざすとしている。