すみだ北斎美術館(東京・墨田区)は3月14日から5月21日まで企画展「北斎バードパーク」を開催する。

本展では、北斎一門の描く様々な鳥や、鳥の意匠を展観し、バードパークで色々な鳥たちとふれあうように、その美しさや画技の素晴らしさを身近に感じることができる。

さらに、鳥が舞台装置としての役割を果たしている点にも着目し、鳥によって表現された季節や場所、人物の思いなどを読みとくとともに、北斎が本物の鳥を制作の演出に使用した「竜田川に紅葉の図」のエピソードを紹介する。

  • 葛飾北斎「杜鵑」すみだ北斎美術館(前期)

主な出品作品は、「鵙 翠雀 虎耳草 蛇苺」(前期)、「文鳥 辛夷花」(作品を替えて通期展示)、「鵤 白粉花」(後期)、「鵙 小薊」(後期)、「杜鵑」(前期)、『北斎漫画』三編 風鳥 ほか(通期)。前期展示の北斎の肉筆画「杜鵑」は、すみだ北斎美術館初公開となる。