ニュートラルワークスは12月20日、「移住に関する調査」の結果を発表した。調査は11月10日〜20日、日本国内在住で都市部から地方への移住経験がある男女290名を対象にインターネットで行われた

  • 地方移住して良かったこと

    地方移住して良かったこと

はじめに、移住した理由を教えてもらったところ、「転勤・異動」(39.7%)が4割を占め、積極的な意思での移住理由としては、「自然の多い環境に住むため」が最も高く20.7%。

地方移住して良かったことを聞くと、「のんびりと暮らせた」が最も高く55.5%。次いで「食べ物が新鮮で美味しい」(45.5%)、「広い家に住める」(37.2%)、「空気がきれい」(36.9%)、「渋滞や通勤ラッシュから解放された」(28.6%)と続いた。

  • 移住して後悔したこと

    移住して後悔したこと

一方、移住して後悔したことは、「車がないと生活できない」ことで、約半数の48.3%。次いで「娯楽が少ない」(42.8%)、「給与水準が低い」(35.5%)、「仕事が限られる」(34.1%)、「虫がたくさんいる」(31.4%)と続き、地方特有ののびのびとした暮らしにメリットがある一方で、日常生活における移動手段や行動に制限があることを不便に感じている人が多いことがわかった。

  • 地方移住の選択は成功だったと思いますか?

    地方移住の選択は成功だったと思いますか?

次に、「現時点であなたにとって地方移住の選択は成功だったと思いますか?」と聞くと、「失敗」は8.3%にとどまり、48.6%が「成功」としたが、その一方で、「失敗」とも言えない人(43.1%)が4割を超える結果に。

そこで、「今後再度都市へ居住環境を戻す予定はありますか?」と質問したところ、46.2%が「戻す予定がない」と回答。地方移住を「成功」だと感じている方は今後も地方での居住を続行する意向が強く、一方で、「成功ではない」「どちらとも言えない」と回答した方の約50%が都市部に戻ることを視野に入れていると分かった。