星野リゾートは12月16日、「星野リゾート リゾナーレ大阪」を「ハイアット リージェンシー 大阪」内にオープンした。
同施設では、「創造力を遊びこむ」をコンセプトに、壁や窓にクレヨンで表現できる客室や、興味・関心をかき立て、様々な表現方法で遊びこむ日本最大級の「アトリエ」が登場。乳幼児教育の一つとされるイタリア発の「レッジョ・エミリア・アプローチ」を取り入れ、「まちの研究所」との協働で子どもたちの創造力が育まれる滞在を提供する。
アトリエは大阪湾を一望できるホテルの最上階28階に位置し、大阪南港をテーマにカラフルなパレットを積み重ね、リズムのある楽しく洗練された空間が特徴。アトリエ内には「興味」「探索」「表現」の3つのエリアがあり、それぞれで選択や探究をしていける造りとなっている。
興味エリアでは、入口に「モノ」や「コト」に興味を持つきっかけとなるギャラリーを設置しているほか、「あつまる」をテーマに歯車や様々な形状の木材、きらきら光るアクリルなどを展示している。埋立地の南港をイメージしてカラフルな糸が並ぶインスタレーションも用意しており、子どもたちが糸を積み重ねたり、転がしたり、埋立地を自由に開拓・構築できる。
探索エリアでは、色彩や描くための道具、光と影に着目したコンテンツを用意。さらに、様々な専門家が紹介した自然物、工業製品、工芸品など、暮らしの中の身近なマテリアルが集結し、子どもたちの興味・好奇心をかき立てるライブラリーを設置している。
表現エリアでは、探究のパートナーである芸術の専門家・アトリエリスタとの対話を通して創造力を引き出し、自分の表現を深めるプロジェクトに参加できる。子どもたちのみで参加するものや、みんなで大きな作品づくりに挑戦する内容など、様々な体験を用意している。
客室は全10タイプあり、うち3タイプにコンセプトルーム「アトリエルーム」を採用。様々なモチーフを赤を基調とした壁一面に施し、専用のクレヨンで壁や窓に思い切り表現が出来る空間となっている。
天井から張り巡らせたネットに登ったり寝転んだりなど全身を使って思いのままに遊ぶ事ができる「アトリエルーム デラックス」も用意している。
そのほか、こだわりの食材を使用したコース仕立ての子どもメニューを提供するレストラン「basilico(バジリコ)」や、ゆったりと大人な時間を過ごせる「クラブラウンジ」も利用できる。