漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2022』の敗者復活戦が18日、東京・六本木ヒルズ アリーナで行われ、17組が漫才を披露した。

  • オズワルド

決勝戦に出場できる最後の枠をかけて集結した敗者復活組には、昨年決勝2位のオズワルドを含むミキ、からし蓮根といったファイナリスト経験者たち、ラストイヤーのかもめんたる、『キングオブコント2022』王者のビスケットブラザーズらが登場。残念ながらコウテイは体調不良で欠場となり、合計17組がし烈な戦いを繰り広げることに。

司会は陣内智則、アシスタントはABCテレビのヒロド歩美アナウンサーが務め、スピードワゴンの小沢一敬、NON STYLEの石田明も登場。石田は「色んなジャンルの漫才が出てきて、レベルが上がっている」、小沢は「準決勝を見せてもらったんですけど、どのコンビが決勝に上がっても波乱を起こせる」とそろって17組のレベルの高さに期待を寄せた。

前半は、シンクロニシティ、ママタルト、からし蓮根、THIS IS パン、オズワルド、令和ロマン、ストレッチーズ、カゲヤマ、ビスケットブラザーズが漫才を披露。小沢は「俺が言うのも変だけど、めちゃくちゃ幸せ! 面白い漫才見るって幸せね」「各コンビ台本が面白いだけじゃなくて熱が乗っかっている」とコメント。石田は「お客さんをどれだけ味方にできるか」も自身の採点基準にしていると明かした。

後半は、ななまがり、ダンビラムーチョ、ハイツ友の会、ケビンス、ヤーレンズ、ミキ、かもめんたる、マユリカが登場し、ヤーレンズがお気に入りだという石田は「理想的なリズムでボケている」と感想を述べた。

漫才終了後、ステージに全組が登場し、陣内が現在の心境を聞いていくと、ラストイヤーのかもめんたるが「楽しい漫才人生でした。ありがとうございました」とコメントし、「まだ終わってないよ」とツッコまれる場面も。からし蓮根は「今年色々あったので、決勝いかないと割に合わないですね」とニッコリ。視聴者投票平均点の途中経過では、オズワルド、令和ロマンが1位を争っていた。

敗者復活戦の結果は、このあと18日(18:34~22:10)にABCテレビ・テレビ朝日系で生放送される決勝戦の放送内で発表される。決勝には、ダイヤモンド、男性ブランコ、カベポスター、ロングコートダディ、さや香、真空ジェシカ、キュウ、ウエストランド、ヨネダ2000が出場し、そのうち、ダイヤモンド、男性ブランコ、カベポスター、キュウ、ヨネダ2000の5組は初出場となる。