JR西日本は16日、ダイヤ改正を2023年3月18日に実施すると発表した。2019年3月から実施している有料座席サービス、新快速「Aシート」について、新たに2編成を投入し、ダイヤ改正後の運転本数を上下各6本(現在は上下各2本)に増発する。
新快速「Aシート」は、12両編成で運転される新快速の1両(9号車)を使用した有料座席サービス。リクライニング機能を設けたテーブル付きの座席で快適性を高め、全席にコンセントを設置。無料Wi-Fiサービスも利用できる。現在、新快速「Aシート」の列車は野洲~姫路・網干間で上下各2本設定(時刻は平日・土休日で異なる)され、全車指定席(指定席料金840円)で運転される。
現在、平日朝に姫路方面から大阪駅へ向かう新快速「Aシート」の列車は1本(網干駅7時21分発・大阪駅8時43分着「新快速2号」)のみだが、ダイヤ改正後、網干駅5時45分発・大阪駅7時7分着「新快速2号」、網干駅6時34分発・大阪駅7時53分着「新快速4号」、網干駅7時21分発・大阪駅8時43分着「新快速6号」の3本(いずれも京都・草津方面まで運転)が設定される。
平日18~21時の大阪駅において、現在、姫路方面へ向かう新快速「Aシート」の列車は設定されていない(現行の列車は大阪駅22時0分発)が、ダイヤ改正後、大阪駅19時30分発・姫路駅20時36分着「新快速7号」、大阪駅20時30分発・姫路駅21時34分着「新快速9号」、大阪駅21時0分発・姫路駅22時5分着「新快速11号」の3本(いずれも草津・京都方面から運転)が設定される。
朝夕の通勤時間帯に新快速「Aシート」の列車を増発することにより、「らくラクはりま」などの特急列車も含め、おおむね30分おきに着席サービスを利用できるようになるという。大阪駅から京都方面についても、新快速「Aシート」の列車が利用しやすい時間帯に発着するようになり、「平日の通勤、休日のお出かけが、より便利で快適になります」とJR西日本は説明している。