BSJapanextのクイズ番組『パネルクイズ アタック25 Next』の特別番組『パネルクイズ アタック100 大学クイズ研究会対抗バトル』が2023年1月2日(13:25〜)に放送される。同番組で司会を務める谷原章介と出題を担当する沢木美佳子がこのほど、収録終了後に取材に応じた。
『パネルクイズ アタック100』は史上初となる4人1組のチーム戦。東京大学、京都大学、早稲田大学、お茶の水女子大学の4つの大学のクイズ研究会が戦う。出場者は通常のパネル 25枚よりも多い36枚のパネルに挑戦するのだが、トップになったかと思いきや64枚に増えるパネル。増えたパネルの中からジャンルを選んで解答するこの第2ステージに留まらず、最終ステージではさらにパネルが100枚に。さらに、出場者は次々にパネルが増えていくことを知らずに対戦していたという点もポイントだ。
そして通常の収録は80分ほどだが、パネルの数が100枚になった今回は5時間超の長丁場に。この収録が終わり、谷原は「ただただ疲れました(笑)」と冗談まじりに一息つきながら、「読み上げ問題の間にご当地クイズや映像問題が28枚挟まると、通常の『アタック25』とは全く別物」「ただ100枚のパネルがあることで、元々の差が埋まったチームもあったのかなと思いました」と分析した。
最初に100枚のパネルを目にし、沢木が「多いなと思いました(笑)」と率直な感想を述べると、谷原も「多かったですよね」と同意。続けて「後半、100枚に行った時に、外周からしかないとはいえ、2枚選べることでゲーム性が増していたことと、『アタック25』は真ん中のほうにパネルを持っている人が不利になるんだということが改めて証明されたのではと思いました。ただ全員が外周から入っていくので、『アタックチャンス』の時に、パネルを真ん中にたくさん持っている人と周りにたくさん持っている人のばらつきがない状態だったので、正直、64が終わってからもフラットな戦いになっていたように感じます」と所感を語った。
また今回導入された、「アタックチャンス」の進化版「アタックチェンジ」の影響について、谷原は「一回で変わってしまうので、他の人にチャンスがない。より、問題に答えた人のチャンスが広がったというところでしょうか」と言い、「この枚数の多さは、プレイヤーの皆さん初めての経験なので、ベストのパネルの選択がしづらい部分があったと思うんです。『アタックチェンジ』であれば、ここを取るべきだったなという場所があって……あそこでまたゲームの展開が変わっていただろうなとは思いました」と複雑な表情を浮かべる。
その上で「2色じゃない戦いだからこそ、その失敗で後々自分が助かったりすることもあるので、そういう意味でも、『アタック100』も大きな枠組では『アタック25』の延長なのかなと。ただ初めての経験で、後半は2枚ずつ選べるというところで、皆さん長考がすごかったですね。でも長考になるのも分かります」と寄り添い、「ただ長考が続くとリズム感やテンポ感がなくなっていくので、交代のやり方やパネルを選ぶルールといった点でまだまだ改善の余地があって面白いなと思いながら、進行をしていました」と振り返った。
最後に番組視聴者へ向け、沢木は「やはり盛りだくさんでした。BSJapanextさんらしい“地域創生”ではないですが、ふるさとクイズがお好きな方は特に楽しんでいただけるのではないかなと思います」とアピール。それを受け、谷原は「あとは大学生の皆さんの熱い戦いですよね。一喜一憂した後に実はまだ64が、さらに100(増えていくパネル)があるんだという。その度に奈落に突き落とされるような、あの徒労感と言いましょうか。そこから気持ちを立て直して前向きに戦ってくれた皆さんには感謝しかないです」と感謝の言葉で締めくくった。