プラスは11月30日、「職場の昼寝制度や仮眠スペース」に関する調査結果を発表した。調査は10月21日、従業員数100名以上のオフィスで働くデスクワーカー500名を対象にWEBで行われた。

  • 業務中の眠気によって、仕事のパフォーマンス(効率や質)が下がったと感じることはありますか?

    業務中の眠気によって、仕事のパフォーマンス(効率や質)が下がったと感じることはありますか?

まず、「業務中の眠気によって、仕事のパフォーマンス(効率や質)が下がったと感じることはありますか?」と尋ねたところ、「ほとんどない/全くない」と回答した人は22%にとどまり、約8割が「ほぼ毎日」「週に2~3回程度」「週に1回程度」「月に2~3回程度」「月に1回程度」あると回答。

業務中に眠気を感じたときの対処法を聞くと、「コーヒーを飲む」「トイレに行く」「立ち上がって社内を歩く」といった声が多かったほか、エナジードリンクやミント系のガムを食べて目を覚ますという人も。どうにもならないときは「トイレで仮眠を取っている」という回答もあり、「短時間の仮眠を取りたくても、場所がない……」という現状がうかがえた。

  • 「昼寝スペース」や「仮眠スペース」を用意している会社への印象

    「昼寝スペース」や「仮眠スペース」を用意している会社への印象

次に、「昼寝スペース」や「仮眠スペース」を用意している会社への印象を尋ねたところ、「働きやすい企業である」「先進的な企業である」「企業イメージが良い」「従業員の生産性が高い」「アウトプット(製品やサービス)の質が高い」「このような企業で働いてみたい」の全てにおいて、「そう思う」「どちらかというとそう思う」の合計が約7割と高い結果に。

「昼寝制度」や「仮眠スペース」を自社のオフィスにも「(どちらかというと)導入してほしい」という人は69.2%と7割近くにのぼった一方、実際に自分の働くオフィスに「導入される可能性が(どちらかというと)高いと思う」と回答した人は33.2%にとどまった。

最後に、なぜ自分の会社では難しいと感じるのかを聞くと、「上司や役員の理解を得られない」が最も多く、そのほか、「スペースがない」「人目が気になる」といったコメントが見受けられた。