ネットオンは11月29日、2022年冬季賞与に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は11月1日〜14日、中小企業の人事・採用担当者239人を対象に行われたもの。

  • 2022年の冬季賞与は支給しますか?

まず、2022年の冬季賞与の支給の有無について聞いたところ、61.5%が「支給する」と回答。賞与を支給しない事業所は4割に迫っている事が分かった。

次に、「支給する」と回答した事業所に、前年の賞与支給額からの変動について質問した。すると、「支給額は変わらない」が63.9%で最も多くなった。「増額予定」は25.2%、「減額予定」は10.9%となった。

  • 前年の冬季賞与支給額と比較して変動はありますか?

「増額予定」と回答した事業所に、その理由について尋ねると、「従業員の意欲向上のため」が78.4%が最も多く、次いで「業績が伸びた(回復した)ため」が48.6%で続いた。

  • 増額理由

「減額予定」と回答した事業所に対してもその理由について質問したところ、最も多かったのは「業績の向上(回復)が見込まれていないため」(56.3%)であった。2位・3位には「物価高騰や円安の影響のため」(31.3%)、「新型コロナウイルスの影響のため」(25.0%)が続いている。

  • 減額理由

賞与支給額(基本給換算○カ月)についての質問では、「1カ月以上1.5カ月未満」が37.5%で最多となっているほか、61.6%が1カ月以上2.5カ月未満での支給を予定している事が分かった。2.5カ月以上の支給は、8.4%にとどまっている。

  • 冬季賞与の支給額

また、「その他」(14.2%)の一部には、支給額での回答が10件含まれている。内訳は、10万円未満が5件(50.0%)、10万円以上20万円未満が3件(30%)、20万円以上が2件(20%)となった。