イールドマーケティングは11月28日、フリーランスWebマーケターの年収や働き方などの実態調査の結果を発表した。調査は11月22日〜26日、20歳以上70歳未満の300人を対象に行われたもの。

  • フリーランスWebマーケターの職種とその割合

まず、職種で最も多かったのは「デジタルマーケティング職」で21%となり、続いて「SEOマーケティング職」が17%、「動画マーケティング職」が15%で続いた。

フリーランスの直近1年間の年収で最も多かったのは、300〜400万円で26%となり、次いで400〜500万円が21%、200〜300万円が21%で続いた。調査対象者のうち45%が既婚者であるため、フリーランスでの年収と世帯年収とを比較すると、世帯年収の方が全体的に多くなっている。また、年収が200万円未満のフリーランスは16%。

  • フリーランスWebマーケターの年収

フリーランスでの1カ月の平均稼働日数は、21日以上25日以内が26%で最多となり、次いで16日以上20日以内が24%、5日以内が19%で続いている。一般的な会社員と同じような稼働日数の人の割合が最も多かった一方で、5日以内の割合も2割近く見られたほか、稼働時間においても4時間以下の人が10%いた。

  • フリーランスWebマーケターの就業日数・就業時間

フリーランスになる前の会社員の経験年数を尋ねると、最も多かったのは「3年以上7年未満」で33%となり、以下「1年以上3年未満」が24%、「7年以上11年未満」が19%で続いた。また、1年未満でフリーランスになる人も8%見られた。

  • フリーランスWebマーケターになる前の会社員としての経験年数

フリーランスとしての働き方を選択した理由については、「働く時間や場所を自由にするため」(56%)、「自分の仕事スタイルで働きたいため」(55%)が上位となった。一方で、「挑戦したいことや、やってみたいことがあるため」は4%と低い結果に。

  • フリーランスの働き方を選択した理由

今後もフリーランスとして働きたいかについては、38%が「フリーランスで働き続けたい(今後は受ける仕事を増す予定)」と回答し、次いで「フリーランスで働き続けたい(現状の仕事の規模を維持する予定)」が29%、「フリーランスで働き続けたい(今後は受ける仕事を減らす予定)」が13%で続いた。

  • フリーランスWebマーケターという働き方の継続意思

フリーランスで今後も働きたいという人が8割を占めている。