第一三共ヘルスケアは11月18日、「第5回日本フォトダーマトロジー学会学術大会」にて、ブルーライト照射による肌の光老化促進と、それに対するトラネキサム酸の抑制作用に関する研究結果を発表した。
近年、目に及ぼす影響が注目されている「ブルーライト」だが、同社は、肌の表皮角化細胞から免疫細胞の一種である好中球を誘導する炎症性因子(IL-8)が産生されることを見出し、さらに、ブルーライトは炎症反応を引き起こし好中球の細胞死(ネトーシス)を誘発することを発見。
また、ブルーライトが、シミの原因となるメラニン産生促進因子(α-MSH)の増加と、肌に弾力や潤いを与えるコラーゲン量の低下を引き起こすことを発見し、肌の光老化促進の一因となることを明らかに。さらに、これらブルーライトによる光老化促進の一因である、「炎症性因子(IL-8)の産生」「細胞死(ネトーシス)」「メラニン産生促進因子(α-MSH)の増加」「コラーゲン量の低下」をトラネキサム酸が抑制するという。