TOSEIはこのほど、「年末の大掃除や布団の洗濯乾燥に関する調査」の結果を発表した。同調査は10月、30~40代の主婦300人を対象に、インターネットで実施した。

  • 2022年末大掃除の掃除場所TOP3

年末大掃除の掃除場所について尋ねたところ、最も多い回答は「水回り掃除」(67.3%)で、2位は「窓拭き」(64.3%)、3位は「換気扇掃除」(61.3%)となった。「寝具洗い」(37.7%)は優先順位は低く、6位だった。

健康を守るお掃除士(医療環境管理士)の松本忠男氏によると、布団用の掃除機や天日干しでは、ダニは駆除できないという。しかし、正しい掛け布団・敷布団ケア法の認識について聞いたところ、約70%が「天日干し」を正しい布団ケアとして認識しておることがわかった。布団にいるダニや死骸・糞を洗い流すことができる洗濯乾燥については、半数以下の認知に留まっている。掛け布団に比べて、敷布団の洗濯乾燥の認識も低かった。

  • あなたが思うそれぞれの正しい布団のケア方法はどれですか?

布団の洗濯乾燥の頻度について聞くと 「洗濯乾燥をしない」割合は、掛け布団は48.3%、敷布団は62%となった。松本氏は根本的な対策として「(布団は)「干す」のではなく「洗う」ことが不可欠です。理想の洗濯乾燥の頻度は年3回(梅雨前の4~5月、湿度の高い時期の後半にあたる9月、加湿器を使う機会が多い1~2月)が理想」と解説している。

  • 布団の洗濯乾燥の頻度

「自身の布団の清潔度が高い」と答えた人に、コインランドリーで布団を洗濯乾燥したことがあるか尋ねたところ、70.6%が「したことはない」、 29.4%が「したことがある」と答えた。

  • コインランドリーで布団を洗濯乾燥したことがありますか

ダニ・カビが増えやすい寝室環境について選択肢を設け、正解率について調べたところ、全問正解した人はわずか7%だった。寝具(布団やベッド)を寝室のどこに配置しているか聞くと「壁際」「窓際」「部屋の中央」と回答した人が61.3%で、カビやダニが発生しにくい「部屋の中央」に置いている人は38.3%にとどまった。