月刊総務は11月11日、「Z世代のマネジメント」に関する調査結果を発表した。調査は10月12~29日、『月刊総務』読者、『月刊総務オンライン』メルマガ登録者ほか70件を対象にインターネットで行われた。

なおZ世代は1990年代後半~2010年代前半生まれを指している。調査結果は以下の通り。まず「Z世代社員のマネジメントに難しさを感じますか」と聞くと、「とても感じる」「やや感じる」が合わせて55.7%と、半数以上がZ世代社員のマネジメントに難しさを感じていた。

  • Z世代社員のマネジメントに難しさを感じますか

また具体的な難しさを感じるエピソードでは、「モチベーションアップのために、どのようなアプローチが効果的なのかが分からない」「上の世代の現場の社員が価値観のシフトができていない」「自己評価が高く、正当な注意・指導も『パワハラで心療内科に行く』などと発言」などがあった。

次に「Z世代社員の価値観にどんな特徴を感じるか」と尋ねると、「ワーク・ライフ・バランス重視である」「フレキシブルな勤務体制を重視する(テレワーク、フレックス制度など)」「効率重視である」などが上位を占めた。

  • Z世代社員の価値観にどんな特徴を感じるか

さらに「Z世代社員のスキルにどんな特徴を感じるか」と聞いたところ、「デジタルリテラシーが高い」「情報処理能力が高い」「情報発信が得意」「コミュニケーション力がある」「マルチタスクが得意」が挙げられている。

  • Z世代社員のスキルにどんな特徴を感じるか

なお具体的なエピソードでは、「転職に対するハードルが低い」「仕事に対するこだわりが少なく効率的で負荷のないことを好む傾向にある」「社外の会社などとも積極的に交流をしていてたり、さまざまなコミュニティを持っている」などが紹介されている。