ベンチャーサポートグループはこのほど、「起業と経営の実態」に関する調査の結果を発表した。調査期間は2022年8月8~9日、調査対象はゼネラルリサーチ社登録モニターのうち起業経験者、有効回答は1,008人。
初めて起業をした年齢、「30~34歳」が最多
初めて起業をしたのはいつ頃なのか尋ねると、「30~34歳」が最も多く22.9%。次いで「26~29歳」が18.0%、「35~39歳」が14.8%、「23~25歳」が14.6%、「40~44歳」が11.0%と続いた。
起業した理由や経緯について具体的に聞くと、「ボランティアを通じてコネクションができ、団体の代表として法人で業界に参入してみたくなり起業」(20代女性)、「何をするかよりも、誰と仕事するかを選べる自分でありたいと思ったことと、自力で売上を作る自信があったこと」(30代女性)、「サラリーマンとして勤務している時の成績が良く、社長から今でいう社内ベンチャーとして自分の会社を立ち上げるチャンスをもらったことがきっかけ」(50代男性)といった回答が挙げられた。
会社を起こすまでの準備は大変だったかとの問いには、8割近い78.8%が「大変だった(とても大変だった34.5%、多少は大変だった44.3%)」と回答。具体的には、「必要な書類、人、お金、車など、用意するのがとても時間がかかったし、事務所の内装も自分たちでやったのでとても大変だった」(20代女性)、「財産権とかお金の問題が大変だった。司法書士に頼んだおかげで起業できた」(40代男性)などの声が寄せられた。