日本も欧米のように、タバコが1箱1,000円もするような時代がくるのだろうか。

今年10月1日、加熱式タバコの課税方式が見直され、またしても増税となってしまった。喫煙者が被る経済的なダメージはいかほどかと計算するのも悲しくなるが、こればかりは仕方がない。

ということで、今回はなるべくコスパのいい喫煙ライフを楽しむべく、今もまだワンコイン(500円)で購入できる加熱式タバコの銘柄を一挙ご紹介。美味しいうえにお財布にも優しい、自分好みの銘柄を見つけよう!

■【JT】値段据え置きの500円! プルーム・エックスのキャメルシリーズ

ほとんどの銘柄が500円を超え、中には600円の大台に突入するものもある中、今回の値上げでも価格を据え置き、500円という神コスパを維持しているのがプルーム・エックスの「キャメル」8銘柄だ。歴史の長いタバコだけあって味のほうも確かで、もし「安かろう悪かろう」と思って敬遠している人がいるなら、それは結果的に大損こいているかもしれない。

さっそくそれぞれの味わいや特徴をご紹介しよう。

キャメル・スムース

たばこ本来の香りや味わいを感じることができるスタンダードタイプで、そこそこの喫味やピリッとした刺激も味わえる。ただし、「スムース」という名前のとおり、喉にガツンとくるほどではない。決して派手ではないぶん癖は少なく、バランス感に優れたおいしさや旨みが楽しめるので、飽きずに長いこと愛煙できるはずだ。

キャメル・リッチ

こちらはタバコの香ばしさが際立ったレギュラータイプ。「キャメル・スムース」と比較しても吸いごたえが強めで、一口目から喉にガツンとくる高いキック感が魅力。一方で、タバコ葉の葉肉部分「ラミナ」がブレンドされていることもあって、まろやかで深い旨みもしっかりと感じられる。

キャメル・メンソール・コールド

メンソールの王道タイプが好みの人には「キャメル・メンソール・コールド」がおすすめ。爽快感と苦味のバランスに優れており、ノドや舌にすっきり爽やかな刺激を与えつつ、タバコ本来の深みのある味わいも楽しむことができる。

キャメル・メンソール・ブラックミント

こちらは「クセになる、ハーバルメンソール」を謳ったメンソールタイプ。ハーバルは「薬草」「香草」といった意味で、その名の通り強いハーブ感が特徴的。かといってメンソール感だけが目立っているわけではなく、甘さは控えめで苦味も感じられる。吸っているうちにエキゾチックな香りも顔を出すので、ノーマルタイプのメンソールでは物足りないという人にもうってつけだろう。

キャメル・メンソール・マスカットグリーン

こちらはベリー系フレーバーのメンソールタイプで、箱を開けた途端に甘いマスカットの香りが漂う。実際に吸ってみると、しっかりとしたメンソール感とともに爽やかなマスカットのアロマが鼻に抜ける。タバコの苦味と相まってマスカットティーを味わっているかのようなリッチ感が楽しめる。王道のメンソール派でも、メンソール・コールドやメンソール・ブラックミントなどと併用して楽しめそうだ。

キャメル・メンソール・イエロー

すっきりしたシトラス系フレーバーのメンソールタイプ。レモンやライムを思わせるフレッシュな柑橘の味わいが清涼感のあるメンソールとよく合い、強い爽快感が楽しめる。ただ甘いだけでなく、柑橘の果皮に感じる苦さのような風味も感じられ、思っている以上に複雑な味わいとなっている。

キャメル・メンソール・パープル

こちらも「メンソール・マスカットグリーン」と同じく、ベリー系のフレーバー系メンソールタイプ。メンソール感と濃厚なベリーのアロマが際立っており、ベリー系のグミやガムを思わせる強めのフレーバーが味わえる。香りの持続力も高く、後半になるとメンソール感がやや落ち着き、ベリーの甘みとタバコの苦味がより色濃く味わえる印象だ。

キャメル・メンソール・レッド

こちらはちょっと珍しいアップル系のフレーバーメンソールタイプ。タバコの熱もあってアップルパイ的な香ばしさと甘み、風味が感じられる。ベリー系やシトラスフレーバーと比べると、フルーツ系の味わいはやや控えめでタバコの芳醇さが強く感じられる印象だ。メンソールとアップルも好相性。

■【BATJ】1箱460円! 「定期お届け便」限定グローハイパー・ネオシリーズ

グローハイパーの専用スティックからは、「ネオ・グリーン・ミント・スティック」「ネオ・ブラウン・タバコ・スティック」「ネオ・パープル・ベリー・スティック」の三種をご紹介。いずれもオンラインの「定期お届け便」限定の商品で、店頭販売はなし。カートンごとでの購入にはなるが、1箱換算で460円という驚きのコスパを誇り、味も申し分ない。

ネオ・ブラウン・タバコ・スティック

「濃厚なたばこのブレンドになめらかでクリーミーな後味」をキャッチコピーにしたネオ・ブラウン・タバコ・スティック。スティックからは濃厚でビターなタバコ葉の香りが感じられ、実際に吸ってみるとマイルドで柔らかな喫味が楽しめる。キック感はやや弱めで、最初は物足りなさを感じるが、2〜3パフすることでタバコ本来の苦味が感じられるはずだ。

ネオ・グリーン・ミント・スティック

こちらは王道のメンソールタイプで、タバコ感とメンソールの爽快感がバランス良く楽しめる。かなり強めでシャープなメンソールの清涼感を味わうことができ、アロマカプセルを潰すことでさらにワンランク上の強烈なミントフレーバーを楽しむことができる。

ネオ・パープル・ベリー・スティック

箱を開封した途端に感じられる甘いベリーの香り。実際に吸ってみると強めのメンソール感とともにベリーの甘い風味が感じられるが、思いのほか味わいそのものはビター感が勝る。カプセルを潰すとより濃厚なベリーのアロマが開放されて爽快感もアップ。

繰り返しになるが、今回紹介したスティックはいずれもワンコインで買えるものばかり。ただでさえ物価が上昇し、生活が苦しい状況だ。このコスパの高いスティックを上手く活用し、できるだけ豊かな喫煙ライフを送ってほしい。