かんき出版は、「12~17歳 子どもの気持ちがわかる本」(イザベル・フィリオザ/著 アヌーク・デュボワ/イラスト 土居 佳代子/訳)を11月9日より全国の書店・オンライン書店等(一部除く)で発売する。

  • 「12~17歳 子どもの気持ちがわかる本」

本国フランスでは60万部を突破し、世界的にもベストセラーとなっている「子どもの気持ちがわかる本」シリーズ。1歳から5歳までを対象とした1作目「子どもの気持ちがわかる本」、2作目の「6~11歳 子どもの気持ちがわかる本」に続き、12~17歳バージョンが登場する。

  • 「12~17歳 子どもの気持ちがわかる本」内容の一部

思春期の子どもの脳で何が起こっているのか、手にとるようにわかる1冊となっており、子育てで一番難しい時期を乗り越えるヒントが満載だという。

<本文より>

11歳になるとすぐ、思春期の兆しが見えてきます。13歳では、もう確実に思春期です。乱暴に閉められるドア、耳をつんざく音楽、そしてさまざまな危険が始まります。 (中略) 子どもは成長して今度こそ本当に、私たちの元を去る準備をしています。 「私の知っていたあの子じゃないみたい」「あのかわいい、いい子はどこへ行ってしまったのだろう? 」思春期は本人にとっても親にとっても移行期です。それ以前は子どもでしたが、思春期以後は若い大人になるのですから。では、移行期間はどんな感じでしょう?

  • 「12~17歳 子どもの気持ちがわかる本」イラストも交えた解説

同書では、最新の神経科学と心理学の視点から、思春期の子どもたちについての疑問を、豊富なイラストを交えてわかりやすく解説している。「部屋に鍵をかける」「親の言うことを聞かなくなった」「横柄な態度を取る」「勉強にやる気を見せない」など、思春期の子どもによくあるシチュエーションを、「子どもの言い分」「科学的な裏付け」など様々な視点から分析したうえで、保護者はそれに対してどんな態度をとったらいいのか、具体的な提案も示した。また、子どもたちの行動に対する親の反応を、子どもがどんなふうに感じるのかも代弁している。思春期の子どもたちと接するうえで、親が気を配るべきことも見えてくるという。

また、同書は子どもと一緒に読んでもらうことをオススメしている。思春期の子どもは非協力的かもしれないが、著者は「並んで読むことで、真正面から向き合わずにすみますし、きっと実り多い話し合いができるはず」と語っている。

「12~17歳 子どもの気持ちがわかる本」は、かんき出版より1,650円で、11月9日から全国の書店・オンライン書店等(一部除く)にて発売される。