ソニー生命保険は11月1日、「女性の活躍に関する意識調査2022」の結果を発表した。調査は9月22日~26日、全国の20歳~69歳の女性1,000名を対象にインターネットで行われた。
バリキャリ志向の女性は35%
有職女性(675名)に今後、バリバリとキャリアを積んでいきたいか聞いたところ、「そう思う(計)」は35.0%、「そう思わない(計)」は33.2%となった。
年代別にみると、20代と30代では「そう思う(計)」(20代38.3%、30代42.9%)が「そう思わない(計)」(20代34.0%、30代27.6%)を上回りました。他方、40代以上では「そう思わない(計)」(40代36.8%、50代32.0%、60代37.3%)が「そう思う(計)「(40代30.9%、50代26.2%、60代33.7%)を上回りました。バリキャリ志向の女性は特に30代に多いようだ。
「管理職になりたくない」は55%、理由は?
管理職への打診があれば、受けてみたいか聞いたところ、「そう思う(計)」は20.9%、「そう思わない(計)」は54.5%となり、機会が与えられても管理職にはなりたくないという女性が半数を超えた。
管理職への打診があっても受けてみたいと思わない有職女性(368名)に、その理由を聞いたところ、「ストレスが増えそうだから」(57.1%)が最も高く、次いで、「責任が重くなるから」(52.2%)、「管理職に向いていないと思うから」(38.9%)、「仕事と家庭の両立が難しくなるから」(37.5%)だった。
「本当は専業主婦になりたい」は33%
本当は専業主婦になりたいか聞いたところ、「そう思う(計)」は33.0%、「そう思わない(計)」は40.6%となった。
年代別にみると、20代では「そう思う(計)」(43.2%)が「そう思わない(計)」(33.3%)を上回りました。「そう思う(計)」の割合は、30代33.3%、40代30.3%、50代28.7%、60代24.1%と、年代が上がるほど低くなる傾向がみられた。子どもの有無別にみると、「そう思う(計)」の割合は、子どもがいない人では35.2%と、子どもがいる人(30.6%)と比べて4.6ポイント高くなった。
全回答者(1,000名)に、女性が専業主婦になるためには、夫の年収は少なくともいくらくらい必要だと思うか聞いた。最多回答をみると、【子どもがいない場合】では「400万円~500万円未満」(19.7%)、【子どもが1人いる場合】では「500万円~600万円未満」(15.6%)、【子どもが2人いる場合】では「700万円~800万円未満」(15.9%)、【子どもが3人いる場合】では「1,000万円~1,500万円未満」(17.5%)となった。
平均額は【子どもがいない場合】では618万円、【子どもが1人いる場合】では804万円、【子どもが2人いる場合】では980万円、【子どもが3人いる場合】では1,200万円だった。