俳優で『MEN'S NON-NO』専属モデルの鈴鹿央士がこのほど、フジテレビ系ドラマ『silent』(毎週木曜22:00~)の取材に応じた。
第1話の見逃し配信が、TVerで過去に配信された民放全ドラマにおける歴代最高となる新記録を樹立、第2話の見逃し配信でさらに最高記録を更新するなど注目を集める同作。鈴鹿は、川口春奈演じる青羽紬と目黒蓮演じる佐倉想の高校の同級生で、紬の現在の恋人である戸川湊斗役を演じている。
湊斗役を演じるなかで、「湊斗として考えていることや抱いている感情は一つではなくて、いろんなことを考えています」と言う鈴鹿。「紬といれて幸せ、想と話せて嬉しい……そういったプラスの感情だけではなく、マイナスの感情もあるんだろうなと。ついさっき、スタッフさんと話していたのですが、湊斗が普通の顔をしてる時ってないですよねと。ずっと紬と想のことを考えながら生きてるなと思います」と感じ入った。
第2話では、紬の混乱を電話で感じ取った湊斗が「大丈夫?」「お迎え行くから待ってて。この電話切ったら、動画検索して。『パンダ、スペース、落ちる』って。かわいいの出てくるから、それ見て待ってて」と伝え、合流後には「コーヒーとココア、どっちがいい?」と飲み物を差し出しただけでなく、紬から「コンポタ」と返されると、コーンポタージュをカバンから取り出すというシーンが視聴者の反響を呼んだ。
鈴鹿は「紬の好きなコンポタを用意していたり、紬が好きなパンダの動画を調べていたり、湊斗はその場その場の優しさではなく、ずっと紬や想のことを考えている」と説明。その上で「湊斗の持つ優しさが皆さんに伝わっていることが、すごく嬉しいです」と謝意を示しながら、SNSで「#鈴鹿央士くんを幸せにしたい」というハッシュタグが話題になったことにちなみ、「湊斗のことを応援してもらえて、鈴鹿央士本人は幸せです(笑)」と優しく微笑んだ。
同作が原作なしの完全オリジナル脚本であることにもやりがいを感じているようで、「役の幅と言いますか、自分が用意して持っていったものがより深みを増したり、思いがより大きくなったり、現場で変わっていく。結末が見えていない分、“ここまでにはこういう気持ちで”という、台本の行間を詰めていく作業は難しいのですが、それも面白いですし、いろんなことを考えながらお芝居できるので楽しいです」と目を輝かせた。
また、川口と目黒の印象を聞かれると、「川口さんも目黒さんもすごく優しいです。ずっと見守ってくれて、支えてくださる。設定としては同級生なのですが、寛大な心を持ったお二人なので、甘えがちになってしまいます」と回答。「川口さんは朝挨拶させていただいた時から「元気?」と一言声をかけてくださったり、目黒さんには共演シーンで悩んだ時にお話する時間を作っていただいたり。いい現場だなと日々思っています」としみじみと語った。
そして最後に、今後のドラマの見どころとして「第3話では、湊斗もいろんなことを考えて、苦しんでいたんだということが分かって、紬にもその思いを共有できたので、ここから3人の関係がどうなっていくのか楽しみにしてほしい」とアピール。「湊斗は優しいままです、ずっと。見守ってください」と視聴者にメッセージを送った。
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