LIFULL(ライフル)は10月19日、「満足できるマイホーム」に関する調査結果を発表した。同調査は8月26日~30日、過去3年以内に土地を購入して注文住宅を建てた20~69歳の男女500人を対象にインターネットで実施した。

  • 家を建てる会社を選ぶ決め手になったこと

最終的に家を建てる会社を選ぶ決め手となったことは何か尋ねたところ、最も多い回答は「担当者との相性」(41.4%)だった。2位は僅差で「住宅性能(高気密・高断熱、省エネなど)」(39.7%)、3位は「希望の間取り・デザインをかなえる設計」(31.9%)、4位は「提案内容と見積価格のバランス」(29.9%)となっている。

建築会社に問い合わせをする前にやった方がいいことを聞くと、「希望条件の整理をする」(46.7%)が最も多く、「住宅の購入に使える費用を試算する」(40.7%)、「モデルハウス・住宅展示場を見に行く」(39.8%)と続いた。

  • 建築会社に問合せをする前にやった方がいいこと

モデルハウスの見学数を尋ねると、最も多い回答は「4~5軒」(32.2%)、次いで「2~3軒」(26.7%)だった。見積もりを依頼したのは「2~3社」(45.2%)が多く、「1社」(23.0%)が続いている。

  • モデルハウスの見学数と見積もりを依頼した会社数

注文住宅購入者の年収は「400~600万円未満」(26.5%)が最も多く、「600~800万円」(25.4%)が続いた。800万円未満の購入者が約6割を占めている。

  • 購入者の年収

続いて、家を建てる会社を選ぶ決め手別に満足度を調べた。注文住宅を建てた人の8割以上は「満足している」と答えているが、「価格の安さ」を重視して会社を選んだ人は、建てた住宅の満足度が最も低かった。

想定していた予算と実際の購入額に違いはあったか尋ねると、「高くなった」が68.8%、「安くなった」が7.3%、「ほぼ同じ額」が23.8%だった。どのくらいの金額が高くなったか聞くと、「100~300万円未満」が最も多かった。

  • 想定していた予算と実際の購入額に違いはありましたか

注文住宅を建てるときに、「やってよかった」と思っていることを尋ねたところ、「税金・助成金などをしっかり利用した」(32.9%)が最も多く、「施工会社に自分の意見をちゃんと伝えた」(30.7%)、「自分に合った住宅ローンを組んだ」(29.5%)と続いた。

注文住宅を建てる上で非常にこだわったポイントを聞くと、1位は「間取り」(42.1%)、2位は「生活動線」(35.7%)、3位は「収納」(30.8%)だった。

  • 注文住宅を建てる上でこだわったポイント