セプテム総研は10月13日、「長期マスク着用による女性の顔のシミの変化」の解析結果を発表した。本アンケート調査は、全国の20歳以上の女性2,670名に対し、7月21日~8月19日にかけてインターネットで実施した。

  • マスク生活が長引く中で顔のシミは変化した?

今回のアンケートでフォーカスしたのは、女性を悩ませる肌トラブルの筆頭格である「シミ」。コロナ禍が3年目を迎える中、長期化するマスク生活が女性の顔のシミに与える影響について調査した。

まず、マスクを使用している女性2,535名に対し、「マスク生活が長引く中で顔のシミは変化したか」と質問。その結果、33.2%の女性が「顔のシミが増えた気がする」と答えた。外出自粛やリモートワークなどで紫外線を浴びる量自体は減っているはずなのに、シミが気になる人が増加しているという実情が明らかになった。

  • どの部位のシミが増えましたか?

次に、「顔のシミが増えた気がする」と回答した女性841名に対し、具体的にシミが増えた部位について尋ねた。圧倒的に多かったのが、「頬」で実に平均74.4%。次いで「目の下」が36.6%で2位となった。

  • 顔のシミが増えた原因は何だと思いますか?

「顔のシミが増えた原因」について、ほとんどの年代で1位となったのは「マスクによる擦れ」。肌は、摩擦による刺激が原因でトラブルが起きやすいとされており、マスクをしなかった頃と比べ、シミができやすい環境となっていることがうかがえる。また、「紫外線対策の手抜き」という声も全年代で上位にランクイン。マスクで顔を覆っているからと油断して、UVケアがおろそかになっている傾向が強いことの現れかもしれない。

  • 他人(同性)がマスクを外したときに、シミが見えたらどう思いますか?

最後の質問は、「他人(同性)がマスクを外したときに、シミが見えたらどう思うか」。最多は「自分のシミが気になってくる」(47.0%)、次いで「老けて見える」(45.7%)という結果に。人のシミを見ることで、多くの女性に強い危機感や恐怖心を芽生えさせているという事実が浮き彫りとなった。