来月11日に35歳の誕生日を迎え、30代後半に突入するが、引き続き今のようなペースで音楽活動をやっていくという。

「僕の中の理想とする活動やレベルになるには、1分1秒を大事に、今くらいの音楽活動のペースでやっていかないといけないなと。こうなりたいというのが明確にあるので、そのためには今休んでいる暇はないと思っています」

「こうなりたい」と思い描いている目標は、東京ドームや国立競技場などでライブすることだという。

「今の僕は実力オンリーしかない。手越祐也というアーティストに賛同してくれるファン=HONEYYY(ハニー)を増やしていくほど、ボランティア活動をするときも協力してくれる人数が多くなってパワーを生むので、そういう人を増やしていき、手越祐也という人間とソロアーティストのパワーで東京ドームや国立でライブしたい」

続けて、「スタジアムもドームも立ったことがあるけど、事務所とファンが連れて行ってくれた景色なんです。今度は僕が連れて行ってあげたい。僕のソロアーティストとしての生き様に賛同してくれた子たちに最高の景色を見せてあげたい。やりたいと言って叶わなかったことは一度もないのできっと叶うと信じていますが、そこに到達するには今のペースでいろんなところでパフォーマンスを見てもらい、仲間をどんどん増やしていきたい」と力を込めた。

最後に、独立後の自身の変化を尋ねると、「責任感」と答えた。

「今までは会社に属して給料をもらって生活していましたが、独立して会社を作り、食べさせてもらっていた立場から食べさせないといけない立場に。今は自分で仕事をとってきたり、応援してくれるHONEYYYのためにパフォーマンスやグッズやイベントや楽曲を考えたり、すべて自分でやらないといけない。いろんなチームがついてきてくれているので、トップとしての責任感もあるし、その分やりがいもある。両方にメリットとデメリットがあって、両方に楽しさがあるので、僕は両方体験できてすごく幸せな人生だなと思います」

有言実行でさまざまなことを実現してきた手越。これからも持ち前のポジティブさと行動力で、思い描いている未来に向かって突っ走っていく。

■手越祐也
1987年11月11日生まれ、神奈川県横浜市出身。15歳でジャニーズ事務所に入所し、2003年9月のデビューから2020年6月独立までの約17年間、男性アイドルグループのメンバーとして活動。在籍期間中、歌手活動だけでなく、数々のバラエティ番組で活躍、「FIFAクラブワールドカップ」「FIFAワールドカップ」ではメインキャスターを務め、俳優としてドラマや映画にも出演。フリー転身後はSNSを開設して積極的に発信。2021年7月にデジタルシングル「シナモン」でソロデビュー。6カ月連続新曲配信や全国ツアー、数々のイベント出演など、アーティストとして精力的に活動している。