日本テレビ系バラエティ番組『有吉の壁』(毎週水曜19:00~)発の音楽ライブ「『有吉の壁』Break Artist Live」(10月12日・13日、横浜・ぴあアリーナMM)に出演する「美炎-BIEN-」と「KOUGU維新」が29日、都内のスタジオで取材に応じ、本番への意気込みなどを語った。
「鼻詰まってる系ヴィジュアルバンド」として、今や番組の枠を超えて活躍する美炎-BIEN-は、Kushami(Vo/チョコレートプラネット・長田庄平)、Zumari(Gt/パンサー・向井慧)、Dust(Ba/パンサー・菅良太郎)、Kafun(Dr/チョコレートプラネット・松尾駿)というメンバー構成。
一方、ミュージカルやドラマ出演なども果たした2.7次元アイドル・KOUGU維新からは、プラスドライバを演じる乙ルイ(きつね・大津広次)、平やっとこを演じる淡川幸一郎(きつね・淡路幸誠)、ダイヤモンドカッターを演じるくさかべのりお(マヂカルラブリー・野田クリスタル)が取材会に参加した。
――皆さん昨年の武道会ライブにも出演されているということですが、その反省を生かしての今回の意気込みをお聞かせください。
Kushami(長田):Kafunがちょっと目立ってなかったかな。連絡網が回ってなかったみたいで、Kafunだけ情報行ってなくてライブ中にポカンとしちゃったんで。
Kafun(松尾):今年はちょっと目立てるように、ボーカルの位置とドラムの位置を替えたいと思います。
――ドラムが前に出ると。
Zumari(向井):あんまりないからね、そういうの。
Dust(菅):ちょっと前回はリズム隊(ベースとドラム)が大人しかったですからね。
Kushami:今回は前より曲数が多くなってるんで、新曲も入ってきます。
Zumari:河村隆一さんが作曲した曲なんていうのも、もしかしたらやるかもしれないってことでしょ?
Kushami:それはやらない。
Kafun:やったほうがいいと思うよ。
――KOUGU維新さんは、いかがでしょうか?
乙ルイ(大津):殺陣を披露する瞬間というのが前回少なくて。というのも、コンセプトが歌とダンスということだったんです。でも今回は、殺陣を意識されているライブだと聞いたので、その部分を厚くして、自分たちのアクションという側面を見せていけたらなという次第でございます。
Zumari:熱い想いがあるねぇ(笑)
Kafun:KOUGU維新ばっかりリハーサルやってんだよ(笑)
乙:KOUGU維新のコンセプトとして、人を笑かすという行為は禁止されているんです。でも昨年、くさかべさんが初登場のシーンで、リハーサルになかった5分くらいかけて真ん中に来るっていうのをやったら、それで会場がどよめいて、あまり意図していない笑い声みたいなのが聴こえたので、あれは本当に良くない。
くさかべ(野田):いやあ、かかっちゃって。こんな大役任されたから。
Zumari:やっとこ(淡川)がひと言もしゃべってないけど、大丈夫か?(笑)
淡川幸一郎(淡路):我々役者は、殺人はできないけど殺人者の役もやるし、ジャンキーな役もやるけど、実際やったらダメじゃないですか。僕らは工具になりきる、なれないけど。でもなるんですよ。見てください。
Zumari:振らなきゃ良かったよ(笑)
Kushami:お前のせいだぞ。
――今回は2DAY公演ということですが、それを聞いたときの感想はいかがでしたか?
Kushami:去年は6,900で、今回は8,000×2=16,000人。いや、大丈夫かなと思いましたけど、前回は大盛り上がりだったんでね。満員のところでやるのはめちゃくちゃ気持ち良かったので、今回も会場を満員にして、みんなで盛り上がりたいなと思いますね。
乙:美炎さんには親近感があって、ステージを共にするっていうのは、ここだけの話、夢だったんです。正直僕はリスペクトしていて、だから今回できるってなったときに、夢のステージだなって感じました。
Kushami:ああ、そうですか。いや、僕らはそんなこと思ってなかったんですけど。
淡川:なんだと!?
――本番への手応えは、いかがですか?
Kushami:こっちはいかに詰まらせるかっていうだけなんで、本当に今部屋とか一切掃除せず、ハウスダストとか溜めてますもんね。
Dust:僕、結構二日酔いだと詰まりやすいんで、もうガンガン酒いってます。
Zumari:ロックだねぇ。
乙:今回は脚本から手がけさせていただいた中で、結構シナリオというものに重きを置いてやらせていただいたんですけども、その中で新しいキャラクターのジグソーというのがいるんですけど、そのジグソーが今回ものすごい練習量でして。ダンスの内容と曲の内容の完成度が、皆さんをそれだけで正直満足させられるようなものになっているので、そこのパフォーマンスを僕は見てほしいなと思ってます。
Zumari:モグライダーの芝(大輔)さんだよね?
乙:あ、違います。うえきゆうやさんです。
Kafun:何かドラマとか出てるんですか?
乙:出てますよ。『金田一少年の事件簿』とか。
美炎:出てなかったよ!
――気になる他の出演アーティストはいますか?
Kushami:(とにかく明るい)安村さんは?
Zumari:何やってくるか分かんないんだよなあ。でも、去年の武道館でも大きな仕掛けでやってたんで、今回も相当な仕掛けがどっかで出てくるんじゃないですかね。
――では、視聴者の皆さんにひと言お願いします。
Kafun:当日はドラムの位置がどこにあるのか、それを楽しみに、ぜひ皆さん見に来てください。
Dust:前回はリズム隊として、ちょっとね控え目だったんじゃないかと思うので、今回はパワーアップしたリズム隊のパフォーマンスをぜひ楽しみに来てください。
Zumari:前回の「ギターにキス」というパフォーマンスを超えられるように、ベストパフォーマンスを出そうと思ってますので、ぜひ、生で見に来ていただきたいと思います。
Kushami:前回はすごい鼻吹かせたので、今回もすごい仕掛けでやってやろうかなと思って。「鼻水木」で今回はアリーナ全部水浸しにして、プールにしてやろうかなって。
乙:KOUGU維新としては、南蛮編第一部ということなので、これからの進展をストーリーとして、目で楽しみ、耳で楽しみ、ストーリーも楽しむという形でエキサイティングしていただけたらなと思います。ぜひ、親方様の皆様に楽しんでいただきたいなという次第でございます。
淡川:我々KOUGU維新も、非常に強固な団体になって参りました。最初に乙と私の2人でやってた頃と、何ら変わらないクオリティで…
Kushami:クオリティ変わってないんですか?
Zumari:成長してねーじゃん!(笑)
Kushami:「精神は変わらず」とかなら分かるんだけど。
淡川:精神は変わらず、クオリティも変わらず…
Zumari:クオリティは上げたほうがいいよ(笑)
淡川:まあみんな同じ、いわゆるアクセラレータ、一方通行な気持ちを持ってやってますので、ぜひ楽しんでもらえたらなと思います。
乙:「親方様」ってちゃんと言った方がいいぞ。
淡川:親方様、期待どおりです。
Zumari:ちょっと意味が分かんない…。
くさかべ:工具は生かすも殺すも、使い手次第。間違いないっ(長井秀和)。
――ありがとうございました。