マツダは「新世代ラージ商品群」の第1弾となる新型クロスオーバーSUV「CX-60」を発売した。まずはe-SKYACTIV D(ディーゼルエンジンのマイルドハイブリッド車)搭載モデルから投入し、そのほかのモデルは2022年12月以降に販売を開始する。
マツダ車なのに? 人気のカラーは白!
CX-60は縦置きプラットフォームと高出力パワートレインがもたらす滑らかでパワフルな走りに加え、日本人の感性や美意識を踏まえた内外装デザイン、最新の環境・安全性能や安心感を高次元で届けることを目指した全く新しいSUVだ。
国内での販売台数は月間2,000台を計画。6月24日の予約受注開始から約2カ月半で月販計画台数の4倍を超える8,726台を受注しており、計画を大きく上回る支持を得ているという。
予約受注期間に注文したうちの8割が直列6気筒ディーゼルエンジンを選択。最も多く選ばれている機種は上質なスポーティーさを表現したタンカラーの内装を特徴とする「XD-HYBRID Premium Sports」で、特にインテリアの質感や電動化された6気筒ディーゼルエンジンと後輪駆動ベースAWDを組み合わせた走りへの高い期待が寄せられている。
ボディカラーは「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」が一番の人気カラー。雑味のないピュアな白さと、粒子のきめが細かく面による陰影表現を際立たせる金属質感を両立した新色だ。次いで「マシーングレープレミアムメタリック」「ジェットブラックマイカ」が好評となっている。
ユーザーの特徴としては、「CX-5」や「CX-8」からの買い替えを中心にマツダ車ユーザーの乗り換えが57%、他社からの乗り換えが43%で、うち20%が輸入車からの乗り換えとなっている。また、幅広い年齢層のユーザーから選ばれており、34%が30代以下の若年層であることも特徴だ。
同社執行役員 国内営業担当の東堂一義氏は、「『CX-60』は、現在マツダ車にお乗りのお客さまはもちろん、より上質なSUVを求める、マツダ車の保有経験のない新しいお客さまにも選んでいただけるよう、エンジンレイアウト、パワートレイン、シャシー、サスペンションなどを一新した全く新しいクルマづくりに挑戦しました。社会の要請にこたえながら“走る歓び”をお届けすることを目指した、これからの時代に向けたマツダの回答です。『CX-60』をひとりでも多くのお客さまにご体感いただけることを願っています」とコメントしている。