マイナビは8月26日、「マイナビ2023年卒学生就職モニター調査7月の活動状況」の結果を発表した。調査は7月25日~31日、2023年卒業予定の大学生・大学院生1,749名(文系男子310名、理系男子440名、文系女子478名、理系女子521名)を対象にWEBで行われた。
就職活動に影響したニュースワードを選んでもらったところ、3年連続で「新型コロナウイルス感染症」(25.9%)が1位となった。続く2位は、2年連続で「テレワーク、リモートワーク、在宅勤務」(23.9%)。
3位には、3年前(20年卒)に9位でランクインしてから着実に順位を上げている「SDGs」(19.0%)がランクイン。学生に、どのように就活に影響したかを聞くと、志望企業の取り組みをチェックして企業の将来性を評価したり、自分自身の将来の目標と重ね合わせたりしながら、就職活動を進めているというコメントが挙がった。
次に、周りで流行った「就活用語」について教えてもらったところ、3年連続で「NNT」(無い内定の略語)が1位に。2位は、4年連続で「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)がランクイン。3位には、不採用通知の「今後のご活躍をお祈りしております」という一文から”選考で落ちること”を意味する「お祈り」が3年連続でランクインした。
そのほか、ランク外で目新しかった用語は、「上だけスーツ(WEB面接において上はスーツを着て下はカジュアルな服装でいること)」、「やってない詐欺(就活をやっていないという発言をしているが、実際はしっかり活動していること)」など。
次に、ジョブ型雇用について調査をおこなった。その結果、ジョブ型雇用の採用選考に応募したことがある学生は前年比2.8pt増の11.9%。また、入社予定先を決めている学生のうち、ジョブ型雇用で採用された割合は前年比1.8pt増の6.6%で前年より微増。
ジョブ型雇用の採用選考に応募した理由を聞くと、「志望企業の募集形態がジョブ型雇用だったから」(23.7%)の割合が最も高く、僅差で「募集職種が志望職種と一致していたから」(23.5%)が続いた。