学情はこのほど、20代の仕事観をひも解くために、「勤務スタイル」に関してアンケート調査を実施、結果を公表した。
コロナ禍で「リモート会議」や「オンライン商談」が普及しフルリモートや居住地自由など、出社しない働き方を前提にする企業も出てきている。
一方で、「オンライン」でのコミュニケーションが増えたことで、「リアル」の価値が見直され、オフィス回帰の動きも活発化している。「働く場所」「勤務スタイル」への注目が高まる中、20代は「リモートワーク」や「出社」などの働き方をどのように捉えているのか、アンケートを実施した。
同調査は2022年7月29日〜8月6日、20代社会人(20代専門転職サイト「Re就活」のサイト来訪者)を対象にインターネットでのアンケート調査にて実施。有効回答数は247名だった。
転職活動において、「フルリモート」や「居住地自由」の企業は志望度が上がると回答した20代が74.9%に上った。
「転勤がなく人生設計を立てやすい」「居住地自由だと、ライフステージに合わせて柔軟に働けると思う」「地方に住んでいるので、地方在住のままで首都圏の企業で働くことができたら嬉しい」などの声が寄せられた。
転職活動において、「出社の機会がある」企業は「志望度が上がる」と回答した20代が48.6%に上った。
「リモートワークも取り入れたいものの、出社して対面で話すからこそ社内の信頼関係を築くことができると思う」「出社して、社員同士で顔を合わせる機会があるほうが、会社の一員であると実感できると思う」などの声が寄せられている。
また、「志望している業種・職種であれば出社の有無は重視しない」「出社の機会は必要だと思うものの、何のために出社するのかの目的が明確でないと、出社の効果を得にくいと思う」などの声も上がっている。
「バーチャルオフィス」に「アバター」が出社する環境があったら「利用してみたい」と回答した20代が59.5%となった。
「最先端の技術を体験してみたい」「新しい働き方も取り入れてみたい」などの声が寄せられる一方、「もう少し技術が進歩してからのほうがスムーズに活用できる気がする」「アバター同士でのコミュニケーションでも、対面でのコミュニケーションの代替にはならないと思う」といった指摘も上がった。