JR北海道函館支社は、「函館駅開業120周年記念キャンペーン」を9月3日から開催すると発表した。記念きっぷの発売、特別イベントの開催など予定している。

  • 開業120周年を迎える函館駅

函館駅は1902(明治35)年に開業し、今年12月10日で開業120周年を迎える。これに先立ち、9月3日に記念乗車券と記念入場券セットを発売。記念乗車券は函館~新函館北斗間の片道乗車券で1枚440円。函館駅版と新函館北斗駅版があり、2種類購入して裏面を並べると、今秋引退するキハ281系の写真が完成する。

記念入場券セットは、函館駅、五稜郭駅、桔梗駅、大中山駅、七飯駅、新函館北斗駅の各駅入場券6枚セットで1,200円。入場券と一体になった台紙には、かつて函館本線を走った列車の写真やヘッドマークなどをデザインする。函館駅と新函館北斗駅で販売され、記念乗車券・記念入場券セットともに販売期間は2023年8月31日までだが、なくなり次第、販売を終了する。

10月8・9日には、小学生を対象に鉄道の仕事が体験できるイベントを実施する。駅員がアテンド役を務め、函館駅構内で駅員体験や車内放送案内、車庫に入る列車への乗車体験など行うという。小学生とその保護者を1組として、各日12組24名を事前に募集する。参加希望者は9月2日までに特設サイトから申し込む必要がある。

その他、函館駅舎内にて「函館駅120年の軌跡パネル展」を9月3日から12月25日まで開催。函館駅社員が制作した、明治から令和にかけての列車や駅舎などを写真でたどるパネルを展示する。キャンペーン期間中、駅弁を販売する「函館みかど」による「函館駅開業120周年記念弁当」も登場。函館産ブリなど道南ゆかりの食材を詰め合わせた駅弁で、購入者に函館駅開業120周年記念ポストカードをプレゼントするという。函館駅と新函館北斗駅の店舗にて、1個1,800円で販売する。