8月といえば、夏も真っ只中。夏休みなどの長期休暇を活用し、過去に接客のアルバイトやパートを経験したという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、マイナビニュース会員509名を対象に、「夏に接客をしていたときのクレーム・困ったお客様の行動」についてアンケート調査! 集まった内容を見ると、意外と夏の接客業は過酷な模様……? さっそく結果をチェックしていきましょう!

Q:夏に接客していた時に受けたクレームや、困ったお客様の行動、出来事を教えてください

エアコンがきいていない

「エアコンが寒いと言われて温度を上げたら、他のお客さんが暑いと言われどうして良いかわからなかった」(女性 / 49歳 / 千葉県 / カフェ店員)
「店内のクーラー設置場所の問題で、冷風を直接受けてしまう席と、ほぼ風が届かない入口側の席とで『寒いから弱めて』『暑いから強めて』のクレームは多くいただいて困りました」(女性 / 45歳 / 山梨県 / 飲食ホール)
「デザートにアイスをたくさん食べて、寒いからエアコンを消せって騒がれた」(男性 / 52歳 / 埼玉県 / 飲食店)
「節電でエアコンがあまりきいていなくて暑くてクレームになった」(女性 / 50歳 / 新潟県 / 書店レジ)

最も多かった回答が、店内の温度調整にまつわるもの。日本では、外は猛暑でも、店内は涼しいということも多く、「クーラーの効き」に期待を寄せるお客様が多いよう。

しかし、人によって体感温度はそれぞれ。誰かに合わせると、誰かが寒く感じるもの。全員が「快適」という温度を目指すには、至難の業に近い技術が必要なのかも……! ?

どうしようもない汗

「初診時の問診表が汗で滲んでベタベタで何を書いてるのか全く解読できなかった」(女性 / 31歳 / 大阪府 / 病院受付)
「圧倒的に汗臭くて、出してきた札や小銭もベタベタしていた」(男性 / 33歳 / 神奈川県 / コンビニレジ)
「手渡しの時、汗がべっとりしている人がいた」(男性 / 57歳 / 奈良県 / スーパーワゴン販売)

夏は、外を歩くだけでも汗が出てくるもの。その結果、お客様から受け取るお札や受付用紙にも汗がべっとり。

誰も悪くなく、何の害もないと分かっていても、触りたくないのが他人の汗。夏の接客は、「忍耐」が必要不可欠となってきそうです……!

涼みにくるお客さん

「お弁当待ちの場所のクーラーは涼しいので弁当を買う以外で居座るお客さんも多かった」(女性 / 23歳 / 北海道 / お弁当屋レジ)
「24時間営業だったので、おかわりができるコーヒー1杯で何時間も居座る若者の集団が頻繁に来ていました」(女性 / 46歳 / 沖縄県 / ファミレスホール)
「大通りに面した店舗で、目の前がバス停だったため、バス待ちの人が涼むためにヒヤカシで来店していました。おかげで店内は一見、盛況のように見えますが、売り上げはなかったように思います」(男性 / 60歳 / 大阪府 / 店舗レジ)

友人との待ち合わせや、次の交通機関までの待ち時間、涼むためにコンビニや喫茶店に入った経験がある人は少なくないでしょう。

ちょっと涼むだけならまだしも、コーヒー1杯や商品ひとつで、長居されるのは店員としてはいたたまれないもの。暑いとつい気遣いを忘れそうになりますが、「店員側の気持ち」は常に気にかけておきましょうね。

周りを気にしないとんでも行動

「汗が渇かない状態で試着して売り物の服が濡れ、しかも買わない」(女性 / 41歳 / 東京都 / デパート販売員)
「その当時夏場はおでんの売れ行きが良くないので、おでんは秋頃から売り始めるんですが、やたらとおでんが売ってない事にクレームを言ってくる客がいました」(男性 / 42歳 / 熊本県 / コンビニレジ)
「砂浜の砂を払い落とさずに店内の座敷にあがるので困った」(男性 / 46歳 / 兵庫県 / 海水浴場)
「プールで水着ではなく、白いブリーフで泳ごうとした男性数名のグループがいて、止めても反発して大変だった」(女性 / 49歳 / 北海道 / プール監視員)
「購入したかき氷の氷がすぐに溶けたので、返金しろとすごまれた」(男性 / 52歳 / 神奈川県 / コンビニレジ)

まさに「自分がよければそれでいい」と考えているような行動の数々に仰天! 夏におでんが売っていないのも、購入したかき氷がすぐ溶けたのも、店員に言われたって困ります。

また夏といえば、足が非常に汚れやすい季節。特に海水浴帰りや川遊びの帰りは、足の汚れにしっかりと気を回し、店に汚れを持ち込まないようにしましょう。

まとめ

夏の接客業におけるクレーム・困ったお客様のエピソードはいかがだったでしょうか。もしかすると、共感するエピソードのひとつやふたつ、あったかもしれませんね。

「今はもう接客業をしていない」という人も、接客をする側の気持ちに立って行動することで、誰かの負担を減らすことができるはず。ぜひ、夏ならではのマナーを身につけて、今年の夏を思いっきり楽しみましょう!